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ルーツと歴史を探る

わが家は、江戸の頃には広島県福山市近郊に住んでいた家です。
その後、大正の初年頃に北海道に移住しました・・・。
っていうような家系をたどっていくのに、
次兄や、叔父たちが探求活動をしていて、
いろいろな情報が得られています。
そんな手掛かりを頼りに、歴史的な事実と対比するような
年表制作に取り組み始めております。
昔と違って、EXCElという便利なソフトウェアもあるので、
いろいろな知見を取り込み、独自の年表を制作することが可能です。
やはり、社会的な、歴史的な事実関係との対比の中で
その祖先が生きた時代感覚を追体験できるようになると思います。
そんなかでも、つい近年と思っているような年代でも
「あれ、そうか、こういう事柄が起こっていた時代だったんだよなぁ」
っていうような思いにかられる。
まことに人間は忘却の動物であって、
ときに立ち止まって、来し方行く末を観望する必要があると思う。

経済の面では、
父や母が生きてきた時代と、わたしたちが前半生生きてきた時代でも
大きな違いがあると思われます。
第2次世界大戦も、苛烈な時代だったとはいえ、
時間で言えば、その引き金になった「世界恐慌」が1929年で、
最後のポツダム宣言受諾が1945年なわけだから、
15年ほどの間の出来事だった。
同じ時間は、いま生きてきた感覚から言えば、まさに瞬時の出来事。
最近、狂乱地価と言われたバブル退治から今日の
国内産業衰退、閉塞状況が始まったという説が語られている。
それも20年前の出来事であり、
歴史時間で言えば、桶狭間から本能寺の変が22年。
そんなふうに時間感覚を磨いていくことが
どうも今日的な閉塞感の客観的把握には必要なのではないかと
どうもそんな思いが募ってきているのですね。
日本人は、閉塞感が支配的になると過剰に反応する傾向があるけれど
現在程度の困難は、もっとたくさん経験しているのが
日本の歴史時間なのだと思われるのですね。
歴史を知ることは、現在に対して前向きにとらえ返していく
そういう契機になるのではないかと思います。

いろいろなひとが努力を掛けてくれたことを、
こうしてまとめ上げられるというのは、
本当に楽しい作業です。
つい時間を忘れて、すっかりブログ更新が遅れました(笑)。
<写真は幕末当時の江戸の街並みを英国人が撮ったもの>

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