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【日本的「坐る」文化格式表現 氷川神社末社・安楽寺庫裡-5】

昨日、日本の囲炉裏と西洋の暖炉について書いていて、家族からの率直な感想チェックで気付かされたこと。「坐る」文化と椅子の文化による違いという視点。言われてみて、あまりにも腑に落ちた次第。 しかし日本文化の特徴である囲炉裏は […]

【囲炉裏火力調節のお魚デザイン 氷川神社末社・安楽寺庫裡-4】

現代生活で失われた日本人のライフデザイン要素として囲炉裏がある。囲炉裏は日常食の食卓であり、家族の中での自然な「座り位置」関係の表現まで含めて日本人の意識を潜在的に規定してきた。 最上位の位置は、土間方向に向かっていちば […]

【ひとをやさしく迎える食の空間 氷川神社末社・安楽寺庫裡-3】

日本的伝統である神仏習合の寺院の庫裡住宅訪問その3であります。 こうした寺院併設の集会機能空間は、日本人の精神性に於いては地域社会の「公民館・会所」的な役割を果たし続けてきたと思われる。公的な性格を濃厚に持った地域の「寄 […]

【端正なフォルムと陰影感 氷川神社末社・安楽寺庫裡-2】

この家はさいたま市南区大谷口にあった安楽寺で庫裏として使用されていた住宅。建築年代としては1858年の墨書が確認されているので、165年前のもの。江戸時代の末期に建てられたけれど、その後の明治維新によって「王政復古」され […]

【日本人の宗教実態とは? 氷川神社末社と安楽寺庫裡-1】

日本社会というのは本当に不思議な社会だと痛感する。先週末から一昨日まで東京・関東にいたのですが、実はSUICAカードを紛失してしまっていた(泣)。で、移動交通にさっそく支障が出るので善後処置としてすぐに紛失を届け出て、使 […]

【遮光器土偶の「遮光器」を人生はじめて確認(汗)】

人間の刷り込まれた「固定観念」というのは怖ろしいなぁと深く反省の一件。 写真の「遮光器土偶」は日本史のなかでもとりわけ有名な一品。たとえてみれば本能寺の変とも並び立つほどの、信長級の超ポピュラー大スターだと言えるでしょう […]

【東京ビッグサイトと宗教建築デザイン】

最近の東京・関東出張では東京ビッグサイトを訪問することがメッチャ多い。わたしが関係する住宅などのイベントの常打ち会場であることが多いワケなのですが、それ以外の興味領域でも使用される割合が多く実感的にはほぼ毎回顔を出してい […]

【初夏の道東-札幌円山オオウバユリ残照】

7/15からの3連休で道東に行っていました。最近は自分自身が取材などで道内出張する機会はほとんどないので、久しぶりの自然とのふれあい、空気感をカラダいっぱいに受け止めて、自分の中身が蘇ってくるような独特の感覚に包まれてい […]

【江戸期農家/間取りとひとの暮らし 浦和の開発農家-5】

この蓮見家住宅は江戸中期の農家住宅の典型的な仕様だと言われる。広間型三間取、寄棟造、茅葺。桁行七間(16.8m)梁間三間半(5.5m)。江戸市中では庶民は長屋に住み住み暮らしていた時代。一般的にはこういった農家の次男三男 […]

【300年前の調理煮炊き空間 浦和の開発農家-4】

浦和の開発農家・蓮見家の台所空間。 土間に隣接して囲炉裏が板の間にあってそのすぐ近くに「流し」がある。土間と裏口をはさんでカマドが対置されている。現代の間取りでいえばシステムキッチンとダイニングの空間に相当している。とい […]