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【道元は宋の宮大工を伴って帰国 永平寺-3】

きのうは道元の学僧としての探究の志向性とその背景を考えたけれど、 福井市立郷土歴史博物館の平成19年展示企画「越前若狭の大工と絵図、道具」展の 資料をチェックしていて驚くような記述が見られた。 「中世になると県内にかかわ […]

【開祖・道元と後援者「波多野氏」 永平寺-2】

吉祥山永平寺、伽藍建築群空間の探訪ですがまずは背景の把握。 写真は参拝入口、参道、全体配置図。 開山の時代は1192年の鎌倉での武家政権成立からほどない歴史時点。 開祖の道元は1200年生まれ。父親は村上源氏名門・久我家 […]

【武家の世に広がる内的世界観 永平寺-1】

さてふたたび仏教寺院建築探訪シリーズ復帰です。 どうも現世では独裁強権国家の無道が世界に波及し続けていて辟易する。 感染症についての世界の悲惨な状況を見るに付け無常感が募る。 そういう気分を少しでも回避するのにも、日本の […]

【北海道・寒冷地とEV自動車、エネルギー問題・・・】

北海道各地に雪の便りが頻出するようになってきました。 感染症によるいびつな経済体制も丸2年近くの経過になって来た。 日本だけは感染状況が改善しているように見られるけれど、 世界的には先進国で感染症が猖獗を極め,同時に石油 […]

【仏像、大日如来(毘蘆遮那仏)のハンドポーズ日韓相違】

さてすっかり仏教寺院建築探訪がシリーズ化しているブログです。 神社や寺院は「古寺巡礼」好きなことから写真が多数あり再探索しながら、 住宅建築との関連で深掘りを始めたら、これはこれで興味が強くなった。 こういう建築群は参観 […]

【他者批判体質への日本人のDNA的嫌悪 紀州根来寺-12】

戦国末期の紀州で独立的な地域権力を誇り、僧兵1万、近代兵器鉄砲で重武装した なんとも異形の「宗教集団」根来寺を見てきました。 わたしの家が真言宗であることは記述しましたが、その類縁として こういった宗派が存在したことがか […]

【秀吉根来攻め兵火も延命「大師堂」 紀州根来寺-11】

天正13年(1585年)紀伊は寺社勢力や惣国一揆といった、 天下人を頂点とする中央集権に真っ向から対立する勢力の蟠踞する地だった。 根来・雑賀の鉄砲による軍事的脅威もさることながら、 一揆や寺社の体現する思想支配そのもの […]

【複雑な設計注文と大工たちの「聞く力」 紀州根来寺-10】

この根来寺の「大塔」と称される多宝塔は均整の取れたプロポーションで さすがに「国宝」建築の端正な威容を見せています。 仏教建築を探究してきていますが教義の建築的実現の様子を見ていると 住宅建築での「設計と施工」という関係 […]

【多宝塔=釈迦のストゥーパ 紀州根来寺-9】

ここのところ仏教寺院建築研究に没入気味(笑)。 個人としてもそろそろ加齢からの仏心が芽生えてきたものか、 とは思うのですが、住宅の現代の姿を長年取材し続けてきて 結局、その住文化のマザーとして宗教建築表現に強く導かれるの […]

【日本建築の白眉・3次元球体内包「多宝塔」 紀州根来寺-8】

この根来寺建築の白眉は国宝建築の「大多宝塔」。 この多宝塔、千葉県佐倉市の国立歴史民俗博物館の入口近くの最初の展示で 同博物館研究スタッフによる模型展示で見ていた記憶が甦ったので、 そちらの写真記録から、以下のような「紹 […]