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【養蚕と機織り・女性たちの生業/日本人のいい家⑳-3】

古民家を集中して取材対象にして記事まとめをしていますが、 進めるほどに古民家の多様性、その「生業」の色濃さに驚く。 古民家というと、木質が囲炉裏火で長期燻煙の意匠性に目が行くけれど、 わたしの立場のように現代住宅との対比 […]

【積雪荷重を耐えるチョーナ梁と板倉/日本人のいい家⑳-2】

耳慣れない建材名、チョーナ梁。 名前だけ聞くと梁の木材表面を仕上げるのにチョーナ(釿)を使ったのか、と 想像させられるけれど、いわゆる「根曲がり」の木材を梁に使うことのようです。 出来上がったカタチがチョーナの形状に似て […]

【越中五箇山合掌造・江向家/日本人のいい家⑳-1】

さて、民家と言えば合掌造りと相場が決まっているような刷り込みがある。 なぜなのか、よくわからない部分がある。 全国には固有の住文化を持った古民家があり、それぞれの気候風土対応がある。 沖縄や南島の住文化から、北海道島の竪 […]

【WHO「武漢調査」開始直前に武漢市長辞任】

しばらくぶりに時事ネタを書きます。 ついに全世界での感染者が1億人を超えてしまったパンデミック。 その発生源についての国際調査がWHOによってきょう28日から開始される。 中国入国から2週間の防疫管理期間がようやく満了す […]

【転んでうれしい(笑)骨密度測定結果】

ついにやってしまった・・・。 毎日の朝散歩、ついに完全越冬態勢で絶賛継続中ですが、 一昨日ツルツルの横断歩道から歩道に上がる箇所で 思った以上に圧雪氷の厚みがあって、右足がそこにつまずいて 前方向に全身が叩き付けられるよ […]

【今生と他生〜こんじょうとたしょう〜】

「袖ふれあうも他生の縁」というコトバがある。 この「他生」というフレーズはよく誤解される。 多少というように、ほんの少しというような意味合いで捉えられることがある。 多くの人に問いかけると、みごとにこの誤解が広がっている […]

【床の間前身「押板」と生活文化/日本人のいい家⑲-4】

わたしは箱木千年家というようなホントに1000年以上実在の古民家も 見学取材してきていますが、 この「九十九里の網元」作田家も17世紀1600年代後期ということで、 350年前後以前の建物。さすがにこういう時期の建物はめ […]

【江戸期大企業主・網元の家/日本人のいい家⑲-3】

千葉九十九里の網元の家、その3です。 全国各地の古建築を収集し続けたのは当時の川崎市長のプランとのこと。 こういう「民俗」保全に公的な取り組みが果たした役割は大きい。 住宅にはその地域の経済社会の総体がさまざまに刻印され […]

【九十九里網元家「飛龍」軸組/日本人のいい家⑲-2】

日本の木造住宅建築は、在来工法と言われるけれど、 「軸組」というような言い方もする。 柱と梁が構造を支える、それらが金物に依らず構成されている様を表現する。 「あくまでも組む、のだ」という伝統建築の肉声が木霊〜こだま〜し […]

【千葉九十九里網元本家の「分棟」造/日本人のいい家⑲-1】

民家の間取り形式として特徴的なのが、分棟形式。 現代住宅では基本的には棟がひとつでその内部で空間の用途が変化する。 しかしとくに沖縄や南方地域では、棟ごとに用途が違うという建てられ方がある。 東南アジアなどの生活スタイル […]