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【断熱性能と「用の美」 民藝と北海道-3】

民藝運動と北海道の不条理な現実について、それを再構成したい。 そんな思いからそのミッシングリンクを求める思索の行脚であります。 写真は東京駒場の日本民藝館の「西館」とされる旧柳宗悦氏自邸。 そのなかでも窓回りにスポットを […]

【日本民藝館と宇都宮商家、わが家 民藝と北海道-2】

写真は1936年に竣工の東京目黒区駒場に建つ日本民藝館の外観。 この建物は民藝運動創始者の柳宗悦氏の丹精込めた設計になるもの。 和風意匠を基調としながらも随所に洋風を取入れた施設となっている。 2021年に東京都指定有形 […]

【あれ? 地図に北海道がない(泣) 民藝と北海道-1】

上の図版は日本各地の民藝を紹介するよく知られた全国地図群。 別に悪気があるものでないことは百も承知なのですが、 それでも「民藝」工芸の全国発掘に於いて北海道が除外されていることには あまり楽しい気分はしない。 民藝運動と […]

【昭和初期のテレワーク書斎 in 折口信夫「叢隠居」】

感染症の影響から自宅で仕事するテレワークが進んだ。 必然的に自宅のどこで精神集中するかが問題になる。 よく家族とのコミュニケーション重視型では場所の確保が・・・ というような悩み事が聞かれましたね。 日本の住環境での書斎 […]

【本格化する寒さ 冬らしさが暮らしのリズムを生む】

年末最終週になりました。 スタッフは年末休暇時期でまばらな出社状況となります。 札幌ではここ2週間ほどで一気に降雪があっていまの積雪深は50cm前後。 本日も体感的には10cmくらいの降雪があります。 この積雪深は平年値 […]

【和を以て貴しとなす日本】

〜聖徳太子が制定した十七条憲法の第一条に出てくる言葉で「尊し」でも良いが, 原典は「貴し」。故事ことわざ辞典によれば「何事をやるにもみんなが仲良くやり, いさかいを起こさないのが良いということ」を意味するという。〜 きの […]

【武士道と禅・日本的なるもの 鎌倉建長寺-10】

鎌倉の建長寺をみてきましたが最後にふたたび武家と禅宗の関係について。 武士という「階層」はアジアでは日本でだけ成立した。 朝鮮では両班という階層ができたけれどあれは古代以来の王朝国家での 支配層が身分固定されたものであっ […]

【建築文化としての禅宗庭園 鎌倉建長寺-9】

建長寺は本格的禅宗寺院としては日本で最初期のもの。 鎌倉幕府を挙げての宗教建築文化として、宋の最新宗教文化の移植だった。 その特徴として「作庭」という分野に注目したことがあるのでしょう。 法隆寺にはそういう傾向はないし、 […]

【法堂と開山者・蘭渓道隆手植えの柏槇 鎌倉建長寺-8】

きのう見たとおり、鎌倉幕府創始と深く関わる奥州・平泉の藤原政権。 こちらが創建した中尊寺は頼朝の侵攻時、なんとか存続されることになった。 侵略者頼朝としては、配下の関東御家人・開墾地主層に対して 「御恩」としての奥州の土 […]

【平泉藤原氏滅亡と幕府誕生 鎌倉建長寺-7】

今回の建長寺シリーズは道元さんの永平寺探訪からの流れですが、 やはり鎌倉の武家政権成立期のことに触れていくほどに 奥州での坂上田村麻呂による征服戦争、アテルイ以来の東北の民による抵抗、 日本史上長期間にわたった奥羽の戦乱 […]