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【古民家のいごこち、あるがままの素材利用】

先日のラスコー展、その余韻はしばらくは知的興奮として、 ながくカラダに刻み込まれて沈殿していくのでしょう。 そういうプロセスもまた、「肉体化」のプロセスとして楽しんでいきたいと思います。 クロマニョンの人々のことをインス […]

【旧北国街道・海野宿の「家守」設計者訪問】

情報は自ら発信しないと、面白い受信にも繋がらない。 そんなことを心がけていると興味深い出会いに繋がってくる瞬間がある。 ご存知のように、わたしは北海道出自の住宅雑誌発行者ではありますが、 同時に古民家のような伝統的建築文 […]

【かまどと囲炉裏は人類の生存維持装置】

きのうアップした【凍結深度以下で地熱利用だった竪穴住居】に対して 北大の住宅温熱環境の専門である森太郎准教授と 秋田の西方設計・西方里見さんの連続コメント投稿をいただき、 たいへん盛り上がっておりました。 縄文期以来の竪 […]

【8-9世紀北関東豪族居宅の「氷室」跡】

北関東栃木県市貝町から出土した8-9世紀の「豪族居宅」。 時空遙かな「取材」であるのですが、興味が深く沈殿しております。 わたしは、住宅を「取材する」ということを仕事にするようになってから、 生活ぶりとかに対する感受性を […]

【宇都宮駅前の古建築・旧篠原家住宅】

やはり歴史のある街というのは、あなどれない。 いつなんどきどこでも、パカッとその深遠な切り口が迫ってくる。 先日、栃木県市貝町での遺跡発掘調査発表会で 大きなインパクトを受けていたのですが、 この機会に、前から気になって […]

【江戸期1777年・水戸城工事金額44両余】

水戸宇都宮鍋吉様御代三丸大火にて正月                      御飛脚被下置」 安永六 酉年正月二十七日より御普請相始申候 同年七月十日迄相勤申候 御隠居篤軒様御 普請御世話被遊候 御居間御台所大破風に出 […]

【8−9世紀・奈良平安期 関東豪族居館跡】

昨日のブログですこし触れた北関東・栃木県の「寺平遺跡」の様子。 石器時代から縄文、古墳時代、さらに奈良平安期、 さらに室町期までの「豪族」の居住施設痕跡が相次いでいる遺跡。 そのなかでもこの遺構は興味をそそられました。 […]

【大空間土間の意味 江戸期「大胆煎」農家】

ここのところ、古民家の年代素性の順番に記述しております。 こうやって年代的に古民家をあきらかにすると、 その時代背景、歴史事実とも照合ができて、社会のありように ある直感力が働いてくる部分があると思います。 中央権力中心 […]

【室町期 竪穴から土壁への移行期の民家】

さて本日も、古民家特集であります。 今回の特集では、時系列的に東北古民家の流れを跡づけてみています。 この建物は、北上市鬼柳町で発掘された約650年前の建物の復元。 今現在は、北上の「民俗村」に展示されている。 地面を掘 […]

【岩手県北上 平安中期・復元古民家】

さて先日は青森県六戸の古民家を観ましたが、 きょうは、岩手県北上の遺跡からの復元古民家です。紹介文は以下。 〜平安時代の「竪穴住居」 地面を掘りくぼめて床を作り、柱を建て屋根を掛ける竪穴住居は、 東日本では平安時代終わり […]