本文へジャンプ

断熱の威力

1372

ここのところ暑い日が続いていますね。
昨日は札幌も31℃ということで、本州地域並みの暑さになっています。
北海道の暑さは、陽射しの強さが肌に突き刺さってくるような暑さだと思います。
本州地区では日射の強さももちろんですが、
湿度が高いので、温度と湿度の両方から汗の乾く暇のない暑さが襲ってくる感じ。
一方、北海道、とくに札幌がそうだと思うのですが、
カラッとした空気に、日射が直接肌を攻撃させる効果があるように感じます。
たぶん、日射遮蔽が本州地区以上に効果的なのではないかと思います。

なんですが、まぁかなり暑い。
ところが、わが家、建ててから22年が経過していますが、
建物本体がブロック造で気密性と蓄熱性が高い上に
外断熱という建物であります。で、日射をほぼ遮っている1階では
ご覧のような温湿度環境で、ずっと安定しております。
温度で23℃、湿度は55%くらいでしょうか。
夏でも冬でも、ほぼ同じくらいの環境を保っています。
熱と日射があふれかえっている屋外から一歩、わが家に入ると
カラダが一気にクールダウンする。
あ、もちろん、エアコンなどは使っておりません。
夜寝るときも、年中同じ羽毛布団を使っています。
というか、これくらいの温度環境だと、
布団をしっかりかぶらないと、やや寒さを感じる。
寝苦しさとか、汗がじっとりとわき出すような感じは
もちろんしばらく経験していません。
こういった環境に慣れると、そうではなかったことを
忘れて行ってしまうのですが、
やはり快適であることは、改めて実感させられる次第。
人間の「ここちよさ」は、科学することが大切。
科学を抜きにして、精神論を振り回すような愚は避けたいものです。

夏は灼熱地獄、冬は体温をひたすら奪っていく
コンクリート打ち放しの「生きていくことが戦いの場」のような住宅を
みてくれが素晴らしいと礼賛するような愚かしさから
ニッポンは、もうそろそろ脱却したいものだと思いますね。

コメントを投稿

「※誹謗中傷や、悪意のある書き込み、営利目的などのコメントを防ぐために、投稿された全てのコメントは一時的に保留されますのでご了承ください。」

You must be logged in to post a comment.