今回出張は浅草周辺におりました。
一定の時間いると、様子が分かってきて面白さが増してくる。
朝の散歩でも、あれ、あの辺にはどんな風景があるんだろうか
っていうような興味が湧いてきます。
そんななか、見つけたのがご覧のような料理店。
どうも「ねぎま鍋」を商っているようなのですが、
ランドマークとして、大きな木製樽を店の入り口上部に据え付けている。
表側は、真壁の木造構造の柱と梁が表されていて
壁は漆喰とおぼしき塗り壁。
1階部分は防犯とデザインを両立させた木格子窓。
こういう伝統的なデザインの中に、木製樽は、
ひときわ目立つように半分は通りにはみ出させている。
下町風情を表現するような玄関前の植栽も、らしくて味がある。
どうもこういう風情に弱い。
2階建てなのか、まさか3階建てではないでしょうが、
白壁の中にある窓が独立的で
なかで、どういうふうな空間演出になっているのか、
やや興味をそそられます。
きっと、江戸期から明治大正昭和と、
変遷を経ながら、生き残ってきたようなデザインの重厚さが感じられます。
先日の駒形どぜうではないけれど、
こういう江戸情緒を感じさせてくれる店構え、
なかなかに渋くて、強く興味をそそられた次第であります。
「ねぎまかぁ・・・」
と、食欲も刺激されて、またの機会を探っているところです。
Posted on 5月 3rd, 2011 by replanmin
Filed under: おとこの料理&食
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