昨日ブログアップ後、ある知人からメール。
見たら、よく知っている学究の方から知人へのメールの転送で拡散希望。
「◎◎(学究)さんから情報拡散を依頼された」という趣旨で、
内容はコロナウィルス禍に対しての「生活アドバイス」というもの。
本当であれば、信頼を寄せる学究なのでわたしも内容を確認して
信頼性があれば拡散に協力すべきかと咄嗟には思っていました。
しかし、内容をチェックすると「武漢研究所に派遣されている
アメリカの友人からの文です。ぜひ多くの方に伝達してください」と記されている。
「武漢研究所」という組織が実際にあるのかとまず疑問が湧いた。
しかも「派遣されているアメリカの友人」とあるけれど、
中国とアメリカは今回のコロナウィルス禍で熾烈な情報戦まっただ中であることは
普通に考えて誰もが常識的に思っている。
実際にトランプ大統領は、米政府機関に対してコロナウィルスの
素性・出自について徹底的な調査を命じている。
そして中国に対してアメリカの疫病対策の中枢機構CDCの専門家を
「人道的に」派遣したいと数度にわたって申し入れているけれど、
中国側はまったく無視を決め込み、拒否している。
またWHOの調査団にアメリカの関係者が入っているかどうかの情報も出てこない。
そういう現状のなかで「アメリカの友人」がいまの中国で活動し得るのか、
それも内容を見れば、ウィルス感染に対する生活指針のようなもの。
であれば、「武漢研究所」なるものはその専門研究機関と推認される。
そういう名前の組織は実際にはまず存在しないだろう。
「北海道研究所」のような地名+一般名で、組織性格が表現できるわけがない。
また加えて言えば「文です」という言い方も日本語として非慣用的。
と疑問が湧いた段階でくだんの学究に確認のメールを送った。
というよりも、その方の名前をかたっている可能性の方が高いと判断した。
また、直接転送メールをくれた知人には電話連絡を取って、
どうも内容にも確認が取れないので、と申し入れた。
ということがあって、ブログで書いた手前もあるので
こうした情報について調べたところ、WEB上でたくさんやり取りされている。
同じような内容がチェーンメールのように飛び交っているようなのです。
またわたしがきのう書いたブログもあるサイトではアクセスゼロという表示。
ほぼ定期的に見てくれている方が400名くらいはいつもいるはず。
どうも腑に落ちない。
・・・この件続報ですが、Googleにこの旨申し立てして数時間後、
たぶん5-6時間経過後、昨日のアクセス状況が反映されていた。
UUはほぼ通常ベースだったけれど、総閲覧数PVが異常に多くて通常の5-6倍。
あきらかになにか、人為を感じさせる経過を見せていた。
Googleは当然アメリカサイドの資本なので復旧させたものか。
きのう「日本の感染者数にクルーズ船感染者数を加えるのはおかしい」
と書いたけれど、日本で感染者数が増えることで受益するのは誰か、
という情報戦争的な判断力も必要になるのだと思う。
こういうことから推察できることは、
サイバー空間で熾烈な「情報戦争」が繰り広げられているという当然の推測。
根拠不明ながら中国人民解放軍のサイバー軍団が大量動員されているという、
蓋然性が高そうなアナウンスがあったが、スパイ天国の日本であれば、
どういった「情報工作」が行われているか、推して知るべしでしょう。
きのうの結論同様、一人ひとりが情報リテラシーを高める必要がありますね。
<写真は明治初期函館港の様子。早く開拓期北海道テーマに戻りたい(笑)>
Posted on 2月 26th, 2020 by 三木 奎吾
Filed under: 日本社会・文化研究, 状況・政治への発言
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