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人間の進化スピード

写真は東京国立博物館の考古展示から。
ここはフラッシュを焚かなければ撮影が可能です。
歴史を見ていると面白いのだけれど、
人類って、農耕が広がってから急激に人口が拡大して、
何十万年もそう大きく変わらなかったのが、
急に激変しているのだと言うことがわかる。
たかだか、2千年くらいのことがピンナップされているのが博物館なんですね。
現生人類のホモ・サピエンス(サピエンスは賢い、知的を意味する)は
25万年前から現在まで生きている。
そう考えると、農耕という「産業革命」がいかに巨大な変化だったか、
まざまざと思い知らされる部分がある。

縄文の頃のこういう土器も
食物をこの中に入れて貯蔵したり、煮込んだりして
食べるものに徹底的にこだわってきた営みなんでしょう。
しかし、25万年と2千年では、全然違うし、
DNAは2千年くらいではそんなには変わらないのかとも思う。
世代更新で計算すれば
まぁ、30年と計算したとしても、
8300世代:66世代という比較で、
ちょっと比較するのも気が引けるくらいの話だ。
百分の一にも満たないのが今日までの「歴史」ということになる。
農耕が始まってはじめて文字の必要が生まれたというのが定説だけれど
歴史という概念も、それからしか始まらないのですね。
わが家の家系伝説をつなぎ合わせていって、まぁ、
国造くらいまでたどったわけですが、
それすら、夢のまた夢のような気の遠くなるひとの命の連なり。
こういう変化の中で、しかし今日の変化がやっぱり一番激しい。
歴史が始まってから、きっと毎日がどんどん早く過ぎていくということが
ずーっと続いているんだろうと思えます。
っていうようなおかしな思いに駆られております。歳なんでしょうか(笑)。

さて、きのうは多くの建築家のみなさんと懇談。
建築家との家づくり、北のくらしデザインセンターの経過報告と
今後の運営について話し合った次第です。
大変多くの意見をいただき、深く感謝申し上げる次第。
みなさん、温かく見ていただいていて
いっしょに育てていこうと思っていただいていると実感できた次第。
じっくり耕していきたいと考えています。

北のくらしデザインセンター
NPO住宅クレーム110番|イザというときに役立つ 住まいのQ&A
北海道・東北の住宅雑誌[Replan(リプラン)]|家づくり・住まいの相談・会社選び

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