きのうは大阪梅田のTOTO DAIKEN YKK AP大阪コラボレーションショールームで
新住協関西主催の「勉強会」が開かれました。
ちょうど当社の「Replan関西版」も一部が印刷出来たので
協賛いただいた各社に一気にご挨拶も出来ることから
重たい(笑)荷物40冊弱をキャスター付きのバッグに詰め込んで
参加したみなさんにお披露目させていただいておりました。
講演の主役の堀部安嗣にも1冊差し上げたところ、
即座に表紙の住宅やその他のページの住宅を見られて
「レベル高いですね」とお褒めの言葉もいただきました、感謝デス。
仙台から駆けつけられた鎌田紀彦先生にも贈呈したところ、即座に
ある企画も先生から構想を聞かされ、さらに先生の最後の挨拶で
会場のみなさんに対してさっそく紹介されていました。
これは、Replanとしても取り組んでいきたいと思います。
詳細についてはまた、詰めた段階でこの場などにてご案内します。
講演は堀部さんの発表をたっぷり2時間。
3部構成で話されていました。
まずは、「パッシブ」ということにずっと取り組んできたように思う、
という自らの設計活動についての紹介が語られていました。
写真のバイオリン画像はいつも堀部さんのプレゼンでは出てきます。
バイオリンはもうすでにそのカタチは歴史的に決まっていて、
それに対してカタチを改変しようとは誰も考えなくなっている。
そういうことに本質的な「進化」要素はすでになく、
その「音色」「パフォーマンス」の進化向上が図られてきている。
ということとアナロジーさせながら、住宅建築も同じではないかと
論旨を展開させていきます。
最近、堀部さんとは新住協関連でも、日本建築学会「地球の声」関係でも
取材など接触機会がたいへん多い。
Replanの基調テーマとも同じ方向で論旨は非常に同意できます。
いわば「状態をデザインする」建築家として、
その「たたずまい」や「いごこち」の品質について高感度で解析する。
住宅建築が目指すものとして、たいへんわかりやすい視線だと思います。
講演の詳細は、もうちょっと内容を確認してReplan誌面もしくは
Replan-WEBマガジンなどの場で今後発表していきたいと思います。
さてそうした講演でしたが、
会場は満席近い盛り上がり。さらに食事会もなんと45名参加。
狭い会場で移動にも困難がともなうような状態でしたが、
大変盛り上がった会合だったと思います。
神戸で「職人起業塾」を主催される高橋剛志さんが挨拶で、
新住協関西のこの「勉強会」のレベルの高さに驚かれていた。
ボランティア活動である住宅研修会ですが、
ほぼ現在日本の最高レベルの論議内容だったのではないかと。
わたしなどからすると、北海道で高断熱高気密住宅運動が
大きく盛り上がった熱気が、温暖地・関西でいま大きく花開きつつある、
そんなふうな思いが強くわき上がってきた次第です。
「関西地域」住宅メディアとして、この熱気を共有していきたいと思います。
Posted on 2月 6th, 2018 by 三木 奎吾
Filed under: 住宅マーケティング
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