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【突然の「オーロラと雲海が見たい」宣言!】


全国の円満夫婦のみなさん、お元気でしょうか(笑)。
ご多分に漏れず、わが家ではカミさんの宣言にはすごい決定力がある。
なぜか、きのう突然表題のような宣言が彼女からなされた。
もういやも応もありません。オーロラの方はかなり周到な準備が必要ですが、
雲海の方はと聞くと、どうやら星野リゾート・トマムの「雲海ゴンドラ」に乗っての、
トマム山中腹からのパノラマビューのことのようで、
これなら、お安い御用ということで、
本日朝、といっても夜も明けない午前2時半出発でトマムへ向かった。
情報では夏場の午前5時から午前8時までの間だけ、
ゴンドラリフトを運行して、山頂まで600m付近からの眺望で、
その日、晴天であれば、眼下に「雲海」を見晴るかすことができる。
ということでした。
札幌の自宅からは150km超という道ですが、
「早すぎるんじゃないか」ということで、ややノンビリとクルマを走らせ午前4時半過ぎに
トマムに到着。リフトのターミナルをあちこちと探してようやく発見。
リフトターミナルには4:50ころに到着しましたが、
すでに「乗車までは30分くらいかかります」というアナウンス。

カミさんからは「オーロラと」というコトバだったので、
わたしのイメージとしては、人跡未踏的な地球の鼓動みたいなイメージを
膨らませていたのですが、ごらんのような「雲海」ならぬ「人海」ぶり(笑)。
30分どころではなく、ゆうに1時間くらいはかかったか。
で、到着後、雲海の眺望ポイントを求めて探していたら、
完全武装のアルピニストのような人と遭遇。
なんでもトマム山頂からの眺望がすばらしい、とのお話し。
なんですが、当方の格好をみて、「笹だらけで濡れますよ」という忠告。
しかしせっかく来たし、ということで、リフトターミナルからさらに600mという山頂へ。
ただしカミさんは100mほどの中間地点であえなくリタイヤ。
そこからはわたし一人でのチャレンジになりました。
「でもたしか、この企画はカミさんの発議だったはず・・・」という内語は
その時点ではすっかり消し飛んでしまっている(笑)。
ここまで来たら行くしかないだろう、ということで登頂開始です。
・・・しかし、途中3回ほどは、息が上がってしまって、
これはついに遭難かと覚悟を決めたりした(笑)。
標高差は160mほどで、道のりは500mなのですが、
道も滑りやすく、登山としてはやっぱりかなりの本格派。
疲労困憊しながらなんとか登り切ったのですが、
帰り道、行き会うひとを見ると完全武装の方が多いし、
なにより上るときには気付かなかったのですが、
ちゃんと「登山者名簿」の記載コーナーもあるというコースなのです(!)。
山頂からはトマムリゾート側だけではなく日高山系北方への眺望も見られる。
まさに360度のパノラマビューであります。
日頃ちゃんと散歩で歩いていてなんとか、体力が持ったというところ。
ということで、トマムを踏破した後、支笏湖丸駒温泉に寄って汗を流し、
先ほど1時半ころに無事帰還しました。やれやれであります。
往復で11時間超の電撃日帰りツアーでした。まだまだ体力勝負大丈夫(笑)。

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