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【ことしの札幌西地域・屋根雪の造形美】

わが家は、新築当初から増改築を経て、
屋根の形状を変化させました。
当初は全面的に無落雪形状だったのですが、
南側にハイサイドライトを設置して一部に傾斜屋根ができました。
そのリフォームから20年近く経っていますが、
ことしの屋根雪は非常に特徴的な降り方をしたので、
いまに至っても、面白い造形を生み出してくれております。

写真のようななんともいえない迫力ある造形(笑)。
シーズントップに大量に降った雪が非常に重く湿った雪で、
傾斜屋根からの落雪が超スローペースな「ずり落ち」を見せている。
それが前段の無落雪屋根部分にずり落ちて行っている様子がこれなのです。
普通の年には北海道らしい乾いた粉雪が積もるので
サラサラと落ちてくれる雪なので、
このように堆雪した様子は、初めて見る光景であります。
なんとも往生際の悪い様子のようにも見える。
屋根面からの「熱漏れ」はほとんどないようなので、
外気温状況と積雪の状況が3カ月ほど複合した結果として、
こういった「造形美」を見せてくれているのであります。
いま現在は気温上昇にあわせて、屋根端部から融雪水が落ちてきていて、
少しずつ、少しずつこの雪塊が縮小して行っている状況。
雪氷塊の裏側には、屋根板金のスジが刻印されています。
当初の湿った雪が冬の間中、凍結爆裂を繰り返しながら、
このようにしぶとく残り続けてきたものですね。
3月を迎えて、ようやく北海道でも桜前線の発表があった。
なんでもことしは札幌では5月3日開花予想なんだとか。
このような写真の状況のただ中、なんとも実感が湧きませんが、
それでも季節はゆっくりと推移していく。
北国の春の訪れへ、願いは切なるものがあります。

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