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【仙台で北海道BIS講習 難波和彦東大名誉教授も受講】

高断熱高気密住宅に取り組む東北の有力ビルダーさんからの
悩み相談で、北海道が住宅技術地域認証として推進してきた
BIS〜断熱技術者資格を「流してしまっている」旨の相談が寄せられ
道庁や資格を管理する北海道建築技術協会にわたしどもで掛け合っていた
北海道外でのBIS講習がついに昨日、仙台で開催実現しました。
東北フォーラムさんから主導的・積極的に受け入れ準備を進めていただき、
新住協や日本建築家協会東北支部、さらには、宮城県・仙台市など
公共自治体からも後援などをいただくことができて、
きのう初日の「養成講習」には、なんと申込み77名という多数の受講者。
いわば言い出しっぺとして当社Replanとしても、
こうした公的資格制度の講習会に対し一民間事業者ながら、
「協力」というかたちで末尾に当社名表記までしていただいておりました。
わたしどもとしても、北海道を基盤とするものとして、
東北・本州地域との住宅技術のつなぎ役ができてうれしく思っています。

ということで、お世話になったみなさんに感謝申し上げるべく参加。
きのうは千歳空港が朝からの突然の激しい降雪で、
30分到着遅れでしたが、10時半過ぎには会場に到着。
多くの顔見知りのみなさんと、ここ仙台で再会できました。
で、そういうなかで名簿を見ていたら、なんと東京大学名誉教授の
難波和彦さんのお名前も発見しておりました。
で、会場を見渡していると、講師の先生方のすぐ目の前、
受講者最前列に、難波さんを発見いたしました。
難波さんには昨年来、新建築住宅特集の「環境住宅特集」を契機に
その教え子でもある川嶋範久・東京工業大学助教との対話など
いろいろな機会で意見交換をさせていただいています。
北海道と日本の中央、東京の建築界との意見交換交流を進めていくのに
難波先生の存在は北海道総体にとって貴重と言えると思います。
休憩時間にごあいさつをさせていただくと、
「まるで新鮮な高校生時代にもどったみたいですよ(笑)」とのこと。
いま着手されている北海道江別での「箱の家」の設計が進捗し
地元設計者の山本亜耕さんも協力しているのですが、その推奨もあり
寒冷地での住宅設計にとって不可欠と、このBIS講習受講されたとのこと。
設計者としてプロジェクトへの真摯な姿勢、
また、貪欲に技術知見を深めようという若々しい気概を感じました。
そんなことから、BIS講習委員長の奈良謙伸さんはじめ講師の
北海道の住宅技術研究者の方々にも難波さんをご紹介。
「なんか立場が逆のような気もしますが(笑)」
との奈良さんの言葉でしたが
みなさん難波和彦氏の姿勢には感銘を受けられた次第です。
今後の江別での箱の家プロジェクトの進展、さらに
「環境住宅」論議のさらなる進展など、期待していきたいと思います。

さて、本日もこのBIS講習、今度は「更新」講習です。
こちらも52名の方の参加申込みがあったということ。
両日合計で129名という多数の方の講習参加ということで、
寒冷地住宅技術情報拡散、まことに喜ばしい限りであります。
今後、本州地域で毎年開催が実現出来ればと祈念しております。

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