本文へジャンプ

美しい氷柱の姿をもとめて(笑)・・・

2721

北海道・札幌は、雪まつりで、街中は
アジアンな人々に埋め尽くされているようであります。
先週金曜日に札幌駅に降り立ったとき、夜9時過ぎだったのですが
わたしが札幌の駅で見たどんな光景よりも多くの人並みを見ました。
「おいおい、これは新宿・東京とは言えないけど、渋谷くらいは・・・」
というような混雑状況でした。
金曜の夜というわたしの普段の生活には縁遠い時間での体験なので
ふつうでもこれくらいは人出があるものなのかも知れませんが、
まことにビックリさせられました。
田舎だと思っていた札幌がなにやら、まぶしくて・・・。
まぁ、活気に満ちていて、まことにご同慶の至りであります。
こうやって観光に見えていただいて、
また、今後とも楽しんでいただけるようにするには
北海道人は、どんなふうにお迎えできればいいのか、
さらにリピーターになっていただくためには、どんな魅力が必要なのか、
列車道中でもけっこうな人が函館や,登別などに向かってもいるワケで
オール北海道として、もっと楽しい観光はどうやったら提供できるか、
知恵を絞っていかなければなりませんね。

そんな底意ということではないのですが、
わたしたち年代では北海道のストリートアートとして
子どものころには、氷柱の鑑賞が楽しみのひとつでもあった。
この時期の「驚きの光景」として「氷柱の美」というのもあるのです。
北海道では新設住宅ではほとんど見掛けなくなってきた氷柱。
逆に海を渡って、東北の雪が多い街にはよくみかける。
たぶん、東北の街では雪と寒冷という条件が重なれば、
どんな街でも多くなるのだと思いますが、いまは青森の街が
いちばん「華やか」ではないかと思っています。
しかし、札幌ではさすがに屋根面への熱の逃げの象徴である氷柱は
住宅からは、姿を消しつつあるのであります。
姿を消しつつあること自体は、いい防寒性能の家になってきた証であり
率直に喜ばしいことなのですが、
わたしの子どもの頃には、一種のストリートアートとして、各家の
つららの表情の違いを,子どもたち同士で評論しあっていた(笑)。
いまどきでも工場群などでは、写真のような「見事な」氷柱が見られる。
あんまり楽しむゆとりは無い寒い時期の「街歩き」ではありますが、
たまには、こんな見事なヤツもあります。
危険には十分に配慮の上でですが、
自然と建物の熱的欠陥が生み出す、寒冷都市芸術でもあると思います。
ストリートアートのような「ノリ」で、楽しめなくもないのでは(笑)。
ちょっと逆説的で、無責任すぎるかなぁ・・・。

コメントを投稿

「※誹謗中傷や、悪意のある書き込み、営利目的などのコメントを防ぐために、投稿された全てのコメントは一時的に保留されますのでご了承ください。」

You must be logged in to post a comment.