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北総研2007研究発表

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きのうは朝1番で旭川へ行って参りました。
いろいろなスケジュールが重なっていたのですが、
以前からぜひ行きたいと考えていた
北総研の年に一度の研究発表会があったのです。
このブログで、何度か書いているのでおわかりかと思いますが、
北総研というのは、正式名称は、北方建築総合研究所。
北海道がそれこそ開拓使の時代から
取り組んできている「住宅性能研究」のための研究機関なんです。
一地方自治体としては、大変な維持体力をかけて
地域の最重要基本問題に対して取り組んできたことを表すような研究機関。
寒い地域の日本民族の建築、住宅にとって不可欠な解決課題を研究しているのですね。
基本的なこうした研究テーマに加えて、
住宅性能についての省エネルギー要素技術など
企業との共同研究にも取り組んでいます。
この部分では守秘義務部分もあるのでしょうから、
すべてが公開されるわけではないまでも
基本的な技術部分については、この発表会のように
オープンに公開されるのです。やはり公共機関としてのスタンスですね。
で、きのうは朝9時から発表会ということだったので、
家を出たのが6時半。
なんとか間に合いまして、そこから夕方6時過ぎまで
いろいろ旧知のみなさんの顔も見ることができながら、
技術オタクのように、楽しく研究成果を聴講させていただきました(笑)。
どうもだんだん、こういう技術のお話しが面白く感じるようになってきています。
北総研では、少なくとも寒冷地建築が考えなければならないテーマは
すべてといっていいくらい、最先端のものが取り組まれているので、
今後の技術の向かう先とか、
そこにかいま見える現在の状況というのがくっきりと見えてくるのですね。
それにしても、よくこうした研究機関を維持しているものだと
感動の思いを禁じ得ません。
本来であれば、地方公共団体というよりも、
国の研究機関として運営されていくべきだと思うのですが、
日本国家というのは、北方寒冷地に対して
「特殊な地域」という伝統的な認識が強いのですね。
研究員現場段階では、北総研の存在に対しては国の研究機関と同等と
認識しているのですが、上層部ではどうしても地域的テーマという考えが強い。
しかし、そのようなずれが世界的には日本のレベル低下をも招いている部分があります。
温暖地域のマーケットにおもねって、サッシなどの基準が世界的に
立ち後れたレベルになっている、などの事態があります。
会場では、あきらかに意匠設計が得意と思われる
札幌の設計者に出会いました。
話してみると、建築不況の現在、環境建築的アプローチにしか
突破していく方向はないのではないかと考えているようなのです。
結局、日本は技術で方向性を作っていくしかないでしょう。
そんな思いを強くした次第です。
個別の技術発表の内容については、折に触れて書いてみたいなと考えています。
NPO住宅クレーム110番|イザというときに役立つ 住まいのQ&A
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