さてことしは、4月から、日々の早朝散歩を楽しんでいます。
例年だともう少し遅くから散歩を始めるのですが、
生活に変化が生まれたので、その変化に早く対応するためにも
カラダを動かして、習慣から変えていくのが
もっとも手っ取り早く、意識を変えることができるだろうという
経験がもたらしてくれる対応策であります(笑)。
で、やはり日々の自然のうつろい変化というものが
いちばん大きな体内リズムの更新には効果的だと実感します。
エクセルギー理論で有名な宿谷先生によれば、
人間はその生涯の90%以上を「建築的環境」で過ごすといわれますが、
しかしそうであればこそ、
自然との対話機会というのは、もっと痛切に必要だとも思います。
建築的環境を、より人間的なものに変えていくのは
それこそ人間の知力の営為の賜物ですが、
一方で自然の営みは、より大きな知力を与えてくれる。
写真はきのう撮影した森の中の小川沿いの光景。
日当たりのいい場所を選んで、雑草たちがたくましく芽を出している。
わたしは、根が単純に出来ていて
こういった自然の営為を見ると、不思議と精神がリフレッシュする。
それぞれの植物個体ごとに芽吹きの仕方が微妙な違いがあったりするけれど、
そういう光景がなんとも、元気を与えてくれる。
ただ、散歩しているだけなんだけれど、
実にさまざまな「情報」を得ているのだなと気付かされます。
さて、アメリカからオバマさんが来日した。
昨晩は安倍さんと銀座のお寿司屋さんで会食したということ。
2泊3日という「国賓」としての最低限の日程での訪日ですが、
これまでの日本の政治体制とはかなり変化している安倍政権と
アメリカの位置関係のなかで、
本日の共同声明などの中身が非常に注目されます。
中国との関係を巡って、日米同盟という関係をテコにして
国益を追求していきたいと考える、自主外交的な動きを見せる安倍政権と
基本的には協調関係を築きながら
ビジネスとしては中国との関係を大切にしたいと考えるアメリカとは
微妙な距離感がある。
最近の状況を見ていると、日米関係というものも、
かなり相対的なものとして立ち現れつつある。
日本版の国家戦力会議機構も立ち上がり、
戦後日本は大きく変化してきているけれど、
安倍さんに対して野党勢力側の結集ポイントがまったく見えなくなっている。
3日間の来日と、その後のアジア各国歴訪が
どのように結果していくのか、動向を注視したい。
Posted on 4月 24th, 2014 by 三木 奎吾
Filed under: 状況・政治への発言
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