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東京で体感する日中韓3カ国関係

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きのうは陸前高田で取材活動。
たいへん大きな気付きにつながった取材でした。
大きなテーマなので、これからじっくりと熟成させていくテーマだと
そんなふうに感じた次第です。

さて、わたしのブログでは最近、東アジア3カ国関係についての話題が多い。
長く日本は欧米との外交関係を中心テーマに
東西冷戦構造という比較的わかりやすい外交構造の中を生きていれば良かった。
しかし冷戦構造の終焉後、経済のグローバル化
資本主義「市場」世界の拡大が大きな流れになり、
そこに中国が加わってくることで、まったく一変してきた。
東アジアの世界経済の中での比重が圧倒的に高まってきたことで
外交の基本事項にも大きな変化が出てきたと言うことなのでしょう。
しかしもうひとつ大きなテーマがあって、
それは日本や先進国における少子高齢化の問題だろうと思います。
で、その結果としての「移民問題」が大きな問題になってきた。
日本は、表面的には移民を受け入れてはいないことになっているけれど、
東京にいて、肌で感じるのは東アジア圏が拡大して
どっと東京に流れ込んできている、という実感。
フランスを筆頭に、先進国では一様に「反移民」という感情に根ざしたような
ネオ民族主義的な流れが発生してきていますが、
東京にいると、その空気感の中にその根を感じる。
繁華街を歩いていると、日本語よりも中国・韓国語の方が多く感じる。
数十年ぶりに新宿歌舞伎町の繁華街などを通ったけれど、
それも早朝に歩くと、
かなり危険な雰囲気も感じていた。
とにかく東アジアから来たとおぼしき街娼たちのかまびすしいこと。
そしてその周辺からは、きわめて危険な空気が充満している。
かなり荒っぽそうな夜の街の「暴力」の匂いを感じる。
結局、日本はサイレントなかたちで
移民を事実上、受け入れているのではないのか。
表だって言えば、いろいろ反発もあって日本社会は導入が難しいので、
なし崩し的に、既成事実が積み重ねられているのではないか。
日本の人口が大きく減少しようとするとばりに立って
こういった舵取りの変更が余儀なくされているように思われる。
人口統計で、いま正確な国籍別現在人口をカウントしたら、
どうも相当な流入になっているのではないか。
こういった現実の中で、正規労働としての日本人若年層のニーズが減退し、
それらは、流入した非正規労働力たる「移民」が担っているのではないか。
その割合が、相当のレベルで高まっているのが現実ではないのか。
そんな気がしてなりませんでした。
こうした現実の中で、
これまで東京は、日本国内での中央と地方という対立軸が主であったけれど、
どうも日本の中央と、アジア世界辺境との対立軸も
あらたに抱え込んできているように思われてならない。
こういった現実の中で、日本人はどのように接していいか
わからなくなっているのではないか。
これまでに日本人同士での、
「言わなくても通じる」ようなやり方では通じない社会に変容している。
事実上移民と言った方がいい現在人口について情報を開示し、
それへの対応、社会の意識構造論議をしっかりやる必要があるのではないか。
そしてこのことと、いまの難しい外交関係とはリンクしているように
思われてならない。
どうも、日本社会は大きく変容していることを
まずは認めてから論議をはじめた方がいいように思いました。
みなさん、どう感じられているでしょうか?

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