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「エコ住宅 Q1.0」臨時増刊

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リプランでは、来月末28日に「東北版臨時増刊」として
「エコ住宅 Q1.0〜キューワン」を発売いたします。
これは、このブログでも折に触れてご紹介している
北海道における高断熱高気密住宅の進化の現在時点をまとめたもの。
民間の木造住宅についての工法開発研究機関としての
新住協が進める、次世代省エネ基準を大きく超えるQ1.0住宅についての特集です。
で、この本を北海道東北地区ばかりではなく、
関東を中心に、広く日本全域で発売する予定です。
わたしどものリプラン誌は、全国流通可能な「雑誌コード」を取得しまして、
それを利用して、寒冷地でのリアルな「住宅性能向上」の現実の姿を
「ごく当たり前のモノ」として、
多くのユーザーのみなさんにお知らせしたいと考えています。
首都圏以南では、高断熱高気密住宅といえば
きわめて例外的な、高額で高級なものという認識、宣伝が
一般的に多いと思いますが、北海道東北では、
ごく一般的なコストの範囲内で、研究熱心な工務店によって、
驚くほど高性能な住宅が、一般ユーザーに提供されている。
そういう現実をありのままに、お伝えしたいと考えたのです。
これまで、リプラン誌面に掲載された室蘭工業大学・鎌田紀彦教授の
高性能住宅づくりの指針を集大成し、
同時に、日本各地・中部地区、関東地区・新潟・東北・北海道と
多くの地域で実践されている家づくり実例もご紹介します。
以下、内容紹介を抜粋。
はじめに
日本の伝統的な住まい・古民家などを見ると、「夏を旨」とした通風に配慮した造りが基本。
が、そうした住まいは、開拓期以降、北海道でその致命的な弱点をさらけ出しました。ようするに、防寒性能・室内居住環境性能という考えをまったく持っていなかった。
北欧・北米水準に相当する寒冷地域に対して、日本の建築技術・文化では、その地にふさわしいような性能の住まいを実現できなかったのです。
そういうなかで北海道では、実践的な工法の暖かい家づくりが、独自な省エネルギー住宅として発展してきました。厳しい気候条件で暮らす連帯意識を基盤としたこの住宅技術革新の運動は、日本の建築技術の歴史のなかでも、きわめて稀有なことだったと言えます。
その中核的な部分を担ってきたのが、この本で取り上げる新住協<新木造住宅技術研究協議会>です。新住協が築き上げてきた技術蓄積・きわめて実践的な家づくりの具体的ノウハウは、いまや日本の住宅性能の標準的な位置を占めています。
こんにち世界が、省エネルギーで持続可能な社会、「環境の世紀」に大きく向かっていこうとする中で、貴重なエネルギーを無駄なく、活かしきる住宅技術は、いまや、待ったなしで求められています。
ごくあたりまえの標準的な金額で、だれでもがエコロジカルで高性能な住宅を建てることができる。
この本は、そういう願いを実現させてきた多くの住宅実例と、家づくりの指針をご紹介します。
その目指すものと、実際の住宅の様子をありのままにお伝えし、全国のみなさんに、本物の高性能な家づくりの参考にしていただきたいと思います。
ということです。
発売は、新年1月28日。朝日新聞全国版1面記事下でも広告予定です。
現在、書店ルートでの販売折衝中ですが、
びっくりするほどの手応えで、首都圏を中心に配本予定。
北海道東北では、地域のそのもののテーマとして当然ですが、
その他、中部・関西などの大都市圏でも発売します。
省エネが時代のキーワードになり、
環境問題が待ったなしに緊迫してきた現代社会。
根源的な解決策に向かっての住宅分野での積極的な挑戦です。
わたしどもにとっても、未体験な販売エリアでのチャレンジ。
ぜひ、多くのユーザーのみなさんに読んでいただきたいと考えます。
なお、現在、「先行予約」を以下のURLで、受付中です。
価格は1,000円。オールカラー124P。銀色の目立つ表紙です。
どうぞよろしくお願いします。
「エコ住宅 Q1.0」臨時増刊

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