すでに4月20日には店頭に並んでおりますが、
Replan東北の最新号が、発売されております。
今号は年4回ずつ発行してきて、ちょうど10周年の記念号であります。
最近、おかげさまで書店での販売がたいへん好調に推移しています。
北海道で「高断熱高気密」の住宅が必須要件になって建設されるようになり、
その性能技術も熟成してきたことから
そのような住宅の需要がもっとも高い東北地域でも
いわば、「北からの住宅情報」として、
性能の向上が、どんな家づくりを可能にしていくのか、
そこでのデザインの方向性も同時に誌面でお見せしたい、という
出版の趣旨から、Replan東北を発刊してきました。
それは、そうした高性能住宅への思いを共有する作り手との出会いも
同時に図っていくという道だったように思います。
その後、東日本大震災が発生し、
未曾有の「住宅の毀損」という事態にも遭遇しました。
その被災がまだ雪も吹きすさぶ3月だったことで
寒冷地での家づくりは、寒さから人間の暮らしを守る、ということが
根源的なテーマなのだということに改めて気付かされもしました。
まだまだ、長い道のりの「復興」になると思いますが、
地域に根ざして、その気候風土に似合った住まいの情報を
丹念に作っていきたいと思っています。
どうぞよろしく。以下は内容のご案内です。
【特集】ない家。
快適な家とは、住む人にとって不快な要素がない、ちょうどいいバランスが
保たれた状態の住まいを言うのではないでしょうか。
暑くない/寒くない/窓がない/間仕切りがない/ピークのない/
不快な素材がない/普通じゃない
何がマイナス要素となるかは、実際に住む人それぞれに違うもの。
この特集では、快適な住まいをたくさんの要素が「ある」ことでつくるのではなく、
「ない」ことで実現した6つの住宅実例を紹介します。
これから住まいを考える皆さんにとって、何が「ない」ことが快適なことなのか。
考えてみませんか?
Contents
●特集/ない家。
●特別鼎談・家と庭 ここにしかない風景を創出する
演出家・倉本聰氏 × 建築家・五十嵐淳氏 × 園芸家・上野砂由紀氏
●省エネ住宅特集 福島編
●住まいのカタチ〈住宅実例集〉
●リフォーム特集
●モデルハウス探訪
●ヒートポンプ特集
●NPO 住宅 110番
●TOHOKU ARCHITECT
宮城県「川上の離家」田中 直樹
4月20日から東北の書店・コンビニ(首都圏は特約店)で発売しています。
ReplanWEBからもご購入いただけます。
Posted on 4月 23rd, 2013 by 三木 奎吾
Filed under: リプラン&事業
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