写真は宮城県内の武家の古住宅建築。
門のフレームで区切られた先に、均整の取れたプロポーションが端座する。
屋根の架かり方が、なんともその量感といい、
質感といい、そして姿形といい、なかなかに見事。
入り口の開け方もいいですね。
おもわず、釣り込まれるようになかに入っていってしまった。
建材も決して豊富ではない時代にあって、
それでもそこそこにいい建材を使えていた、いい建築が
残り続けることで、顧みるよすがが保存されていく。
考えてみると日本の現代って、こういう古建築に対して
たいへん配慮するようになっている。
西洋近代の工業化、合理化を受け入れた結果の経済的繁栄による富の一部であれ
こういった過去の保存に費やし始めているのは、いい。
こういう積み重ねが、やがて大きな文化資産になっていくと思います。
さて、今年もあっという間に2月末。
バタバタと過ぎる時間もあり、またなかなか進行しない案件もある。
しかしそれにしてもあっという間に時間は過ぎて参ります。
ことしは、当社の発行するReplan北海道が創刊25周年で
通算での発行号数が100号に、この3月で到達いたします。
その進行が大車輪ですが、3月23日には札幌大通り地下歩行空間で
ささやかなイベントも行う準備を進めております。
時期が迫ってきたら、ご案内させていただきますが、
まぁなんとかやってこられた、というのが実感であります。
そういった準備もこれから追い込み時期。
時間は、本当に早く過ぎていくばかり、であります。
Posted on 2月 28th, 2013 by replanmin
Filed under: 古民家シリーズ