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わが家的「春告げ鳥」

なかなか春の訪れの感じられない札幌ですが、
きのうは夕方くらいまでは、気温も上昇し雪解けも進んだ感じであります。
さすがに、もう雪は勘弁して欲しいという願いが
ようやく神さまに届いたものか、と
思って見ていたら、3時過ぎくらいから一時は激しい降雪。
むむむ、というところであります。

なんですが、
気温が上昇していた昼過ぎには
ふと気付くと事務所のわたしのデスクの目の前の「ヤマボウシ」の木に、
2羽のつがいの野鳥さんがやってきてくれました。
キーキーという鳴き声が、おおお、と懐かしい。
それが2羽、なかよく樹上でなにやらついばんでいるかのようです。
ヤマボウシは、樹液が甘いのできっとそのような残滓をついばんだものか。
しばし、隣のブースにいるカミさんを呼んでふたりで見とれていた次第。

「春告げ鳥」というのはウグイスのことというのが、
北海道を含んでいなかった歴史時間での日本の「花鳥風月」季語ですが、
北海道では、やはり季節感は大きく違い、
ウグイスにそのような季節感を感じることはない。
わたしは、自分で家を建てた21年前までは
ビジネス街に事務所を構えていたので、いまの札幌市西区山の手のような
ときおり野鳥が訪れてくれるような環境には居ませんでした。
で、やはり拠点を移して以降、
季節感がカラダで感じる部分で甦ってきてくれるようになった。
そうなってくると、毎年この時期に巡り来たる野鳥に、
ほのかな春の季節感を感じるようになってくる。
それがこの写真の名の知らない野鳥さんなのであります。
「キーキー」とやや興ざめなうるさいようなさえずりなので、
たぶん、あんまりポピュラーな存在ではないのでしょうね。
しかし、わたしにはこの土地に似つかわしい、
そして春がもうすぐそこまで来ているよ、と告げてくれる鳥なのです。
なんとか名前を知りたいと思うのですが、
なにせ野鳥のこととて、じっと人に問うように目の前にいてくれることがない。
写真なども撮れた試しはなかったのですが、
きのうはほんの1mほどの窓の外に居続けたので、
首から下げていたiPhoneで近接写真も撮ってみたのです。
どなたか、この鳥さんの名前をご存知の方、お知らせいただけるとうれしいです(笑)。
頭の先から尻尾まで、おおむね20cm以上。
スズメの3倍くらいはある感じでしょうか。
つがいでまことにかわいらしい仕草をたっぷり披露してくれました。

春遠からじ、なのかなぁ・・・。

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