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民主党議員懇談会・報道陣に乱入

わたしはこういうことになっているとはつゆ知らず、
住宅政策に明るい民主党・中村哲治議員からお誘いの「講演会」に向かっていたのです。
で、会場というのが、古色蒼然たる、といっても昭和初期年代だと思われる
コンクリート造の「憲政記念館」を訪ねていった次第です。
最寄り駅が「永田町」ということで、
一般人はほとんど縁のない世界の入り口ではあります。
この霞ヶ関や永田町周辺というのは、普通に生活する東京人にはまったく無縁の世界。
それなのに、来て歩いてみると、なかなかに広大な地域です。
官庁群など、立派な前庭が整備されていたり、広大な駐車場があったり
「へぇ〜、東京のど真ん中でも普通の土地利用感覚があるんだ」と
変な風にびっくりしたりする。
ついでにいうと、議員会館というのも、都心の一等地で
各議員に与えられている事務所スペースの広大さ、立派さには
さすが、日本国家というのは大国なのだと思い知らされます。
まぁ、負けてしまえばただの人になってしまう過酷な人生を「選良」という形で過ごす
そういう意志を持った政治家のみなさんですから、
このような特権もまぁ、ある意味では当然ではあると思います。
ただ、こういう特権待遇に狎れないことが常に心の中では求められると思います。

話がさっぱり枝道ですね。
で、講演会の会場である憲政記念館では折しも
「民主党両院議員懇談会」が首相・幹事長も出席して開かれていたのです。
そういうなかにノコノコと入っていって仰天させられた次第。
まぁ、政治の動きをウォッチするというのはマスコミの当然の興味分野だと思いますが、
それにしても、報道陣の熱気には圧倒されます。
憲政記念館には出入り口が2つあるのですが、
みんなが注目しているほうになにげに入っていったので、
何人かの報道の人から目も付けられたようで
「なにやつだろう」みたいな遠慮のない視線が向けられて参ります。
受付とおぼしき女性に要件を告げましたら、
しばしの目線動作のやり取りの後、急に目線が和んで
「あ、それでしたら、あっちですよ、あっち」
というように無事、目的場所にたどり着くことが出来ました。
たまたま、中村さんは講演会をこの日に開くと決めていて、
そのあとになって、民主党の会合が急遽決まったようなのですね。
まぁちょっと気の毒だなぁと思いつつ、待っていたら、
ようやくそっちの会合を中座して中村さん登場。1時間半ほど講演をこなし、
ふたたびそっちのほうにトンボ帰りしておりました。
講演会では日本の経済的な現状と、その対応策についての発言と、
それとからんだ、かれが主導的に進めてきた民主党政権の「住宅政策」が語られました。
確かに民主党政権になって以降、
すこしずつ、「省エネ」施策については前進が見られています。
平成11年の次世代省エネ基準もこの夏には改定されるようです。
近々に国土交通省HPから発信されるということ。
東京以南地域でも、省エネ・エネルギー対策というのは
住宅メーカーでも積極的になってきているようです。
国の今後の舵取りがどのようになっていくか、
注目していきたいと思います。

で、ふたたび帰り、ごった返す報道陣の中を突っ切って
誰からもマイクを向けられることなく、無事ホテルに帰還いたしました(笑)。

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