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車道の線引き変更

わが家の近くには、琴似栄町線というこれまで4車線道路だった
幹線道路があります。
ほかの全国都市と比べると、道路幅が格段に広い札幌ですが、
この道路は開基も古く、いまでは、ごく普通の道幅の道路。
で、これまでは単純な4車線の線引きでわかりやすかったのですが、
この春から大きく変更されています。
札幌は積雪で冬を越えると車線表示ペイントがどうしても部分的に消えてしまう。
この春、それを再度ペイントするに際して、
大きな車線の線引き変更が行われたのです。
それは交差点での右折レーンの確保が大きな変更点のようで、
本州地域でよく見られる車線の考え方が導入されたのです。
それ自体はどちらかというと納得できる考え方だと思うのですが、
その弊害というか、反作用として、
対向車側の車線に「右折レーン」ができ、交差点を越えた道路幅が
狭くなって事実上、ごく狭小な1車線になってしまっているのですね。
この道路は左右に商業施設が集中しているので、駐車違反車両や
タクシーの客待ち状態が非常に多い。
したがって、信号を越えたところの車線が非常に狭くなってしまう。
安全走行をしようとすれば、若干、車線を越えて
対向車線の「右折レーン」側にはみ出さざるを得ない。
写真で言えば、対向車線側に駐車しているタクシーが直進車の妨げになっている。
こういう状況になって、事故を不安視していたのですが、
やはり先日、起こっていたようです。
どういった事故かは確認していないのですが、
こういった危険性が、なにがしか関連しているのではないかと心配しています。
写真のような状況で、たとえば、対向車線側のタクシーや駐車違反の車両から
後方を確認することなくドアを開けられたら、道幅にゆとりがないので
とっさの事態で、急ハンドルを切って対向車線に直進車がはみ出す危険性は高い。
さらに、冬になって、
こうした車線が雪で消えてしまった状態では、
いったいどのような車両運行ルール・状況になるのか?
右折レーンと信じて道路の中央に寄っていくクルマと、
車線が見えなくなって2車線だと信じて走行してくる対向車線側の
追い越し車線の直進車との整合性はどうなっていくのか、
生活道路として利用している近隣住民としては、
まことに不安感を募らせている次第であります。
そのうえ、この道路はバスの基幹通路でもあるので、
交差点近くの道幅の狭い箇所などにバス停もあって、危険性はさらに高まっています。
先日走行したときには、バス停にバスが駐車して、
その結果、後続車が信号待ちで交差点をまったく越えられない事態も発生していました。
こういう車線変更をするのなら、少なくとも交差点周辺での
タクシーの停車、駐車違反の徹底的な摘発などが不可欠でしょう。
が、伝統的に商店街側から緩やかな運用を働きかけられている様子もうかがえます。

こういう交通の決まりを決めているのは、
たぶん警察なのだろうと思うのですが、
早く危険性に気付いて欲しいものだと思っております。
現状では、少なくとも直進については、
以前に比べて渋滞状況が倍増しているように思っております。
ブログに書いて意味があるかどうか(笑)、ですが、
自分でも、こうした体験を書いてみて状況を整理できた次第。
こういうことって、結構多く発生しているのではないかと危惧しています。
ぜひ当局のみなさんの再検討を希望いたします。

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