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【スマホ片手の口コミ情報戦争 in ラーメン横丁】

きのうはある住宅団体の会合で講演を依頼され
大忙しの中、急遽まとめた内容でお話ししておりました。
その内容に沿った話題はまた明日以降に。

で、直会の懇親会が終わり、多忙だった今週の締めのお酒。
しかしほぼ話通しでほとんど食事もできず、帰り道空腹に襲われて
なつかしい「ラーメン横丁」で軽くすすっておりました。
50-60mくらい距離の狭い小路にラーメン店がひしめき合っている。
有名店も多いのですが、わたしはそういう有名店趣味はないので、
適当にそこそこの空き具合のお店に入ることにしています。
ヘンなようですね、こういうわたしのような行き当たりばったり系。
たむろしているアジア系の観光客多数の様子を見ていると
全員日本語ではない人たちが数人連れでワイワイと騒がしくしている。
手にはスマホを握って、少しでも「有名店」で食べようとしているかのよう。
かれらは口コミサイトのような情報で動き回っているようで、
こういうインターネット情報だけを信じて行動している。

わたし自身はラーメン店というヤツには、少年期以来ずっと、
実家がもやしの製造業をしていたので、馴染みがありすぎるほどにある。
運転免許を取ってから休暇というと、ラーメン屋さんへの「配送」アルバイト。
そういうことで、個別のラーメン屋さんへのこだわりってどうしても持てない。
味の好みというのは多少はあるけれど、そういうのは各人の嗜好の問題であり、
それが「情報」的に流通することの方がムリがあるのではと思っている。
だいたい、自分で食べてもみていないのに情報だけを鵜呑みにする人って
どうなのかなぁと思ってしまう。
まったく美味くない店というのは確かにあるけれど、
そこそこ競争にさらされている場所では、それこそみんなが頑張っている。
そういった頑張りには食べる側も応えてあげたいなと思う。
人生一期一会、覚悟を決めてその店の味を味わうというのもオツ。
前述のインターネット口コミサイトに対しては
店側でも、一生懸命にやらせ投稿を頑張っていると聞いた。
「情報」を巡っての赤裸々な人類的闘争をみるようで、
さて、こういうイタチごっこの末にどういう食文化が残るのかと、不安になる。
わたしなどは、結局自分で作るのがいちばん納得できるのだけれど。

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