わたしの一昨日のブログに対して、さまざまな反響、投稿が続いております。
【ZEH論議〜電気暖房が“家電”に含まれている?】
発表データでは日本は暖房エネルギーが少ないけれど“家電”エネルギー消費に
実は電気暖房が含まれる? という指摘に深く驚かされた。ホント?・・・
というように提起したテーマについて、たくさんの方から意見をいただいている。
それも有数の大学の温熱環境研究者(レベル)のみなさんからのコメントです。
あ、話題提供者のわたしを除いて、ではありますが(笑)。
ぜひみなさん、コメント欄をご一読ください。
https://www.facebook.com/keigo.miki.7
7月31日投稿分でのやり取りであります。現在投稿が23件ありまして、
まだまだこの「討論会」は継続する可能性があります。
インターネット、SNSのリアルタイム性は本当にすごいものがあると思いますね。
さて、盛夏のまっ最中ですが、みなさんいかがお過ごしでしょうか。
写真はわが家の室内の様子ですが、いごこちよく過ごしております。
室蘭工大名誉教授の鎌田紀彦先生も、室蘭赴任中はブロック外断熱の住宅に
住まわれていたのですが、北海道の誇る住宅資産はこの外断熱ブロック住宅。
冬のあたたかさは勿論なのですが、夏の快適さは
なんとも表現のしようがないくらいここちよい。
エアコンをまったく使用しなくても、日射が制御されている環境では
外から帰ってきたときに迎えてくれる室内環境がまったくの「別世界」。
ひんやりと涼しく、肌の汗があっという間に乾いていくのですね。
写真の温湿度計は日曜日日中のものですが、札幌では外気温30度を超えていた。
単純に数字だけのことではなく、カラダ全体の感覚、
壁・天井・床面との輻射応答感がなんともカラダにさわやかなのであります。
安藤忠雄さんが大阪の酷暑環境の地域でコンクリート1重打ち放しの
「住吉の長屋」を建て、施主さんが傘を差してトイレに向かう生活を送っていた当時、
北海道では、多くの作り手たちがブロック外断熱の住宅を建て続けていた。
どちらも同様に素材の質感そのままの仕上げ空間だったけれど、
「生きることは過酷なんだ」ということを受け入れることを強制していたような
そういう住宅デザインがビジュアル性でもてはやされた同時期、北海道では
住む人のいごこちをデザインして、そこにいる快適感を創造してきていた。
わが家は1991年建築ですが、こういった性能については新築時以来変わっていない。
ともすれば、熱く激論風に展開しがちのFacebookでのやり取りでも
きわめて冷静に対応できる、平明になれる思考環境が実現しております。
あ、これは発言内容をも担保するという意味ではありません(笑)。
あくまで人間にとっての環境が非常に「快適域」にコントロールできている、
という意味合いです。誤解のないように。
こういった環境性能は、たぶん、子どもたちも肌で感じて、
この家は長期に維持されてくれるのではないかと、期待している次第。
さて本日からは九州への取材の旅であります。
彼の地では、ちょっと変わった建築断熱環境も体験できるということなので、
そういったご報告もしたいと考えています、乞うご期待。
Posted on 8月 2nd, 2017 by 三木 奎吾
Filed under: 住宅マーケティング, 住宅性能・設備
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