さて連休の初日、みなさんいかがお過ごしでしょうか?
わたしどもは日ハムの戦いに不安を抱きつつも(笑)
札幌を離れて恒例の春の観桜ドライブ弾丸ツアーに出発であります。
夫婦2人での気ままな旅なので、あちこちふらりと出没いたします。
あ、きのう触れた日ハムは、きのうもロッテに連勝。
きのう「最下位」と嘆いて書いてから1日で最下位脱出、
ロッテさんに席を譲りました(笑)。めでたしめでたし。
なんですが、きょう負ければ元の木阿弥。なんとか頑張れ。
で、出掛けた先の写真は道南の最果て、松前のお城のワンスポット。
朝イチ、と言っても2時過ぎという夜中の出発でしたので、
車中からは、こんな風景が見えておりました。
年寄り夫婦の楽しみは、こんな風景との出会いもその一部。
日本列島サクラ前線、道南のこの地は津軽海峡を越えてのもので、
ニッポン武家城郭文化の最果てでもある。
お城とサクラというのは付き物ともいえますね。
そもそも花見が大衆的娯楽になって来たのは、秀吉の醍醐の花見とか、
将軍吉宗の景気刺激策とか、その出自が言われるもの。
富士山に月見草のように、コントラストの粋といえるのでしょう。
こうしたニッポン観桜文化、
いたく中華圏、アジア圏の観光客を惹き付けているようで、
こうした北海道南の最果てにも、大量にツアー客が来ている。
まことに平和でありがたい光景ですが、
一方で気になるのが、マナーの問題。
わたしは何度も、こうしたみなさんがサクラの枝を揺すって
「花吹雪」を散らして写真に撮っている光景に遭遇しています。
せっかく来てくれているのですから、怒るのも気が引けるけれど、
さりとて、ああいう光景は子どもたちにも悪影響を及ぼすし、
日本的な「思いやり・公徳心」文化にあきらかに抵触する。
大袈裟ですが、サクラのような一期一会の命を輝かせる植物への
過剰なまでの思い入れに、ニッポンの芯のなにかがあると思っている。
なので、ああいう行為は目を覆いたくなるし、二度三度と目にすれば
「バカ者」とコトバにも出してしまったりする。
どうやったら、平和的にこの日本人的なサクラへの心情を理解してもらえるか、
ことばの難しさに、いつも逡巡してしまわざるを得ません。
気分をお互いに害さずに理解してもらうには、どういう方法があるのでしょうね?
Posted on 5月 4th, 2017 by 三木 奎吾
Filed under: 日本社会・文化研究
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