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【冬場の北海道 予測不能な航空交通状況】

来週からはさっぽろ雪まつりだと思うのですが、
折りから中国語圏の「旧正月」休暇期間ということから
北海道にも数多くの来訪者のみなさんが来られているようです。
きのうも、札幌市役所で情報交換や打合せをさせていただいていて、
市役所本庁のある市中心部、大通り周辺に行っていたのですが、
その行き帰りで、ほとんど日本語の声は聞こえないのに、
街中でケータイ電話で大声で話している中国語だけは響き渡っていた(笑)。
わたしはこれまでとくに機会もなかったので、
中国には行ったことがないのですが、かの国では
ふつうにあんな風に大声でやりあっているのだろうかと、不可思議。
目に付くのは、そういったアジア圏のみなさんの観光客ですが、
それ以外の国内旅行者のみなさんももちろん多い。

わたしどもでもこの時期、本州地区、とくに東北地域からの
「住宅見学ツアー」のみなさんのアテンドをよく仰せつかります。
北海道が住宅技術については先導性があることを、
どうも住宅関係以外の一般の方々は、よく認識されていないようですが、
この「寒い時期」に、「北海道の家は本当にあたたかいのか」という
わかりやすい体験を得る目的でたくさん来られる次第。
北海道観光のひとつの動機にもなっていること、知らしめる必要もありそう。
いち北海道民として、こうして来ていただけることは、
率直にたいへんありがたいことだと思っています。
こういった交流が、いちばん大きなコミュニケーション機会だと思います。
まぁ当社の場合、東北も事業領域なので、こういう窓口対応はまさに必須。
ところが寒い時期ということで、天候の状況が時々刻々変化する。
今週月曜日には岩手県から15-6名の住宅事業者の方々が、
東北電力さんのツアーとして来札されたのですが、
花巻からの朝一番の到着便が、いきなり欠航になってしまった!
朝の便が欠航で夕方到着便にスライドになり、見学予定は大幅変更に。
3日間の見学予定の1日分が飛んでしまった。
で、2日目の見学予定をキャンセルし1日目見学先を2日目にスライド。
これは順調に日程消化したけれど、最終3日目見学後の
帰りの便がこれもまたまた吹雪で千歳空港閉鎖、花巻便は欠航に。
当社の仙台スタッフもアテンドで来札していましたが、こちらもキャンセル。
で、みなさん千歳周辺、もしくは札幌にUターンして宿泊。
4日目の天候回復を待っていたのですが、ついに天候回復せず、
やむなくきのう昼前には長時間での列車・新幹線での帰還に変更された。
盛岡までは、新千歳から列車で3時間ほどかけて函館へ。
新函館から盛岡まで北海道新幹線で、約3時間ほど。
合計6時間以上の旅程になってしまう。まことにお疲れさまでした。
いやはや、冬の北海道のきびしさに直撃されたツアーになって、
道民として、まことに申し訳ない気持ちであります。
まぁよく解釈すれば、こういった厳しい冬にも人間を守ってくれる
あたたかい住宅の良さを味わっていただけた、とでもお慰めするしかない。

やはり代替交通機関としての、北海道新幹線のニーズも
この時期の交通混乱に、改めて強く認識させられた次第でした。

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