参議院選挙ではおおむね事前予想通りの結果が出たようです。
安倍さんや公明党の余裕にあふれた表情と
かなりの緊張が表情に表れていた民進党・岡田さんの表情が
基本構図を表していたと思います。
ご多分に漏れずチャンネルを変えながら見ていた一連の選挙報道では、
今回初めて選挙資格を持った18歳〜20歳の若者にフォーカスしていた
自民党・小泉進次郎議員の応援演説活動の様子が
まことに的確なかれの政治センスを垣間見せていたように感じました。
すでにしてかなりの未来を見据えた政治メッセージを、明確に発信していた。
宣伝カーに18歳〜20歳の聴衆・若者をを引っ張り上げて、
その政治的スタンスは別にしても、政治への参加意識そのものへの訴求、
未来をいっしょに考えようというメッセージを強く情報発信していた。
田中角栄にも似た政治センスの天才性を感じさせられる。
いかにも昔の社会党と変わらない「なんでも反対」に近くなってしまった
現状の民進党・共産党などのスタンスが、それこそいかにも「保守的」だと、
比較明示されていたように思いました。
今朝の選挙報道の中に、SEALDsが解散するという報道がありました。
あのがなりたてる現代風アジ演説が、一見大きい声のように聞こえるけれど、
若い年代の投票行動の傾向分析では、
他の年代と比較しても、与党支持が強いということ。
実際の若者たちは、冷静に政治に対して目線を向けている。
少なくとも、そういう若者といっしょに未来を考えようというメッセージに絞って
今現在の政治主張すら「押しつけず」に、いわば共感を喚起させる、
そういった高感度な政治家が活躍している保守側の根強さを感じさせられた。
そういう新しい世代感覚を惹き付け、発信している与党側に対して
野党側は脱皮していかなければ、それこそ1/3が最大の分水嶺という
古色蒼然とした「なんでも反対」勢力として有権者から見捨てられていく、
そんな印象を強く持った次第です。
すくなくとも「政権選択」の選択肢にはなりえないのが現状ではないか。
しかし民主主義では、健全で発展的な与野党対決が、
国民に対して提示される要件が絶対に必要だと思います。
なんでも反対のタコツボのような姿勢から脱して、
将来の国づくりに真摯に立ち向かう姿勢を若い世代に感じさせる野党に
大いに脱皮していって欲しいと思います。
Posted on 7月 11th, 2016 by 三木 奎吾
Filed under: 状況・政治への発言
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