先日の仙台出張以来ですから、
約2週間ほどになりますが、すっかり新緑の美しい季節になって、
毎日の散歩の歩数がどんどん伸びています。
ほとんで10,000歩を超える毎日なのですが、
ここ1週間程度は、気温上昇が激しくなって、
十勝の方では連日のように30度を超えている様子。
わたしは仕事しているので、月金は日中の暑い時間、散歩はしないのですが、
それでも土日などは暑さがかなりこたえていました。
四季というように季節変化を表現しますが、
地球環境の気候変動がどうも、四季変化に加重して、
まだら模様のような気候になってきている気がしてなりません。
札幌で言うと、とくに春4月から夏にかけての時期が大きく変化している。
この季節は、雪融けがドンドンと進んで、
年間でも降雨が大変少ないように思います。
で、そのまま陸地から水分がどんどんと蒸発していって
そこに太陽光がさんさんと降り注いで、
晴天が続くと温度上昇が極端に見られるようになる。
十勝など、晴天率の高い地域では
この時期、全国一の高温を記録したりする。
四季表現で言えば、一回この時期に「乾いた夏」が到来するのではないか。
その後、やや降雨が増えてきて、ふつうの「初夏」がやってくる。
そして、北海道には無いことになっている「梅雨」があるように思う。
たぶん、「明確でない」ということで
北海道の梅雨は宣言されていないのだと思いますが、
6月から7月いっぱいはそういった気候が通常化していると思います。
そして、7月末〜8月の声を聞くようになって、
本州地域に似た「蒸暑の夏」がいっとき、顔を覗かせる。
それでも、本州地区とは湿度の総量に違いがあって、
「比較的、乾いた蒸暑」であるように思われます。
・・・っていうように、どうも北海道では「夏」がいくつかの顔を持っている。
ただ、表現したそれぞれの夏が、
本来の春の短さと、ほぼ同じくらいの期間になっている気がします。
春が短くて、それと同じくらいのそれぞれの期間の夏が3つくらいある。
まとめてみると、春があって、乾いた夏、エゾ梅雨、蒸暑の夏という具合。
ただし、これらのそれぞれが年によって、短かったり明瞭で無かったりする。
まぁ、気象協会に異論を唱えても敵うモノではありませんが(笑)
北国の季節感について、そんな印象を持っております。
Posted on 5月 24th, 2016 by 三木 奎吾
Filed under: 日本社会・文化研究
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