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キュートな縄文アイドル

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わたしはどうも「博物館」というのが大好きのようです。
東京に出かけると、時間を見ては博物館をチェックしたくなるし、
出かけた土地のことを深く理解するには、まずは博物館見学が必須だと。
情報を業としていると、「どう感受し、表現するか」ということがキーなので、
その地域、風土でどのような経緯があったのか、
さまざまな視点を得るのに、こうした摂取は不可欠だと思います。
博物館には、言語だけでは表現できないことがらを
わかりやすく目に見えるようにする、という大きな役割があるでしょう。
昨日に引き続き、「北海道博物館」の展示からです。

北海道に、「開拓記念館」があって「博物館」がなかった、というのは
なにかを表してもいるのでしょうが、
やはりこの土地地域でどんなふうに人々が生きてきたか伝える、
という博物館の使命は、絶対に北海道にも必要だったと思います。
名前が変わった以上に、フレンドリーな表現に変わったのではと思ったのが
写真の「縄文ビューティ」さんの画像を見たときであります。
しっかりとした歴史考古知見に踏まえて、
そのうえで豊かに想像力を働かせるのは、不可欠な努力でしょう。
しかし、この女性の表情の豊かさには、思わず引き込まれました(笑)。
植物繊維を自ら編み上げて作ったステキな風合いの服。
これも木の皮の繊維を編み上げて作ったショルダーポシェット。
首にはこれも美しい石をつなげたネックレス。
表情をより明るい雰囲気にしている編み上げの髪が
元気いっぱいな彼女のほほえみとベストマッチしている。
露出した健康な脚線美には、若い女性の躍動感があふれかえっていますね。
ホント、現代にそのまま現れても、多くの人が注目するような
そんなステキな女性美が表現されておりました。
そして、彼女が持っている縄文土器には、さて、どんなプレゼントが・・・?。
きっと、彼女が秘密の場所で採取してきた木の実が入っているのかな?
天気のいい日に、好意を持っている若い男性とデートにでも出かける
そんな好ましさが伝わってきます。

縄文って、日本列島社会が特異的に実現した
非農耕でありながら、食物の豊かな定住性社会。
そこではこういう豊かな人間のコミュニケーションも、あったでしょうね。
ご先祖様たちのくらしの楽しさが、ハッキリと見えた展示でした(笑)。

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