事務所の外部照明の件をきのう書きましたが、
その代替としてどうしようかなと考えていて
ふと目にとまったのが、これであります。
照明のアタマに太陽光発電がのっかっていて、
日中発生するその電気を蓄電池に貯めて、
夜間に発光するというタイプの庭園灯であります。
まぁ、13年経って植え込んだカツラの木がすごく生長しているので
もう一度、それと張り合うように外部照明工事をするよりは
むしろコンパクトに、持続可能なように(笑)
こういうかわいいものでいいのではないかと考えました。
DIYショップで1コ2000円以内くらいで売られている。
廉価なので、自分で組み立てるようになっている。
古電柱電球照明から、太陽光発電電灯への移行であります(笑)。
6本の古電柱照明から6コの太陽光発電へ。
さぁ、こういうの、エコな選択というのだろうか?
と、自分でもなにやら言い訳っぽく聞こえている・・・。
しかし、掘っ立てで立てた電柱が腐ってしまったのですから
それを考慮して、どうすべきかと考えたら
立派な金属製の照明という方向になるのが、自然ではあるでしょうが、
そういうのは、どうにもきらいであります。
お世話になった設計事務所スタッフとも相談したのですが、
立派に育ったカツラの木や、ほかの植栽が
彩ってくれているので、照明は役割を終えた、
あとは、むしろさりげなく、主張しないようなものがいい、
というような結論に至った次第であります。
建物を建てるというのは、
こういったいろいろな経年変化について、オーナーとして
どうしたらいいか、考え続けると言うことでもあるのでしょう。
こういうのって、まるで人生を見つめ続けるかのようでもある。
彩ってくれるものたちには、それぞれの寿命もある。
そういった輪廻転生を見つめながら、
周辺のみなさんが、「ああ、あの建物」と見つめ続けていただけるように
街のデザインに自分も参加しているのだ、という意識を持つ。
そんなことなのかもしれないなぁ、と。
メンテナンスを考えながら、そんな思いを持っている次第です。
Posted on 3月 31st, 2015 by 三木 奎吾
Filed under: 住宅取材&ウラ話
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