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継続は力、地域工務店の本づくり

2050

北海道を中心とする工務店グループ・アース21では
年に1回のペースで独自の情報発信としてオリジナル雑誌を発刊しています。
現在第7冊目の号を作業中。
その編集制作業務全般のサポートをわたしどもで行っています。
一昨日、その最後の編集会議が当社で行われました。
こうしたグループで単発的に雑誌が発行されることは、
全国的にも例はあるのですが、もう7年以上にわたって継続してきている
というような事例は、たぶん見当たらないだろうと思います。
なんと年を重ねるごとに販売率も向上してきていて、
昨年など、事実上ほとんどの本が売れてしまっています。
基本的に、地域に根ざした実態そのままに、気取ることなく
等身大の姿をお見せする、逃げも隠れもしない姿勢を表現してきています。
その土地で暮らしていくことを決めた建て主さんにとって
いずれは、こうした姿勢を貫く地域工務店という存在に目を向けていただけると
そういった信念にもとづいた活動だと思います。

わたしどもの発行するReplan誌は、
こうした姿勢を持つ工務店さんたちといっしょに、
地域における家づくりをユーザーに提案する存在でもあります。
大資本による画一的な選択基準での家づくりではなく、
それぞれの地域で、それぞれの建て主さんの暮らしへの希望に添った
ていねいな家づくりということが、
「その土地に住む」という家づくりの本質にも繋がることだと思っています。
編集会議では毎回、お互いにホンネと家づくりの臨場感が
ドンドンと湧き出てきて、その面白さにもまた惹かれます。
そんな交流の中から、わたしたちが関わっている地域の家づくりは
それぞれの地域の中でかけがえのない「生産活動」であるとも
強く思うようになりました。
当たり前ではあるのですが、地域で家を実際に建てるということは、
地域に「ものづくり」というパワーを灯し続けることでもあると思うのです。
そう考えると、丹念な家づくりこそが、
わたしたちの創造力を絶やさないということに繋がります。
そしてそこに、可能な限りの創意と工夫を生み出す努力をすることが
建て主さんの楽しい暮らし,という形で
未来を開いていくのだとも思います。
いずれにせよ、継続こそは力。
ひとつひとつの事業体は小さな中小零細工務店ではあるけれど、
アピールの声を上げ続けることは、重要なことだと考えます。
ようやく29日には入稿完了。
今年も2月下旬には、みなさんのお手元にお届けできます。
そんな思い、ぜひ手にとってご覧ください。

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