きのうは住宅関係団体の忘年会。
ここんところ、やはり忘年会は多くなっている。
なんですが、きのうは札幌の中心からクルマでも30分かかる
住宅地の中の商業施設内の居酒屋さんが会場。
会員の方が、経営するお店なのですね。
なので、中心部からのバス送迎付きであります(笑)。
さすがに年なので、行く道では居眠りし、
帰りもすっかり車外の光景に見とれておりました。
まぁ忘年会で、バスツアーというのも乙であります。
帰りには札幌の駅を通りました。
わたしは札幌育ちで、3歳からですからもう60年近く
この札幌駅とは馴染んで暮らしてきていますが
いまの札幌駅に夜に来るというのは、初めてくらいかも。
幼い頃の札幌駅の記憶とはまったくの別物になってしまっていて
ノスタルジーが湧くということはない。
バスで見続けた夜の札幌の光景も、馴染みを感じない。
街の記憶、というようなもの、
廃れていく町について語られることが多いけれど、
いつか、倉本龍彦さんも言っていましたが、
氏の故郷である東京世田谷方面でも、
どんどんと記憶のよすがが消滅してしまって
記憶と現実の街に整合性が見いだせなくなっていくようです。
人間の寿命が延びて、街の変化スピードと
人間記憶が相関関係を維持できなくなってきたのでしょうか?
そんな2014年的な現実の歳末を
ゆったりと感じながら、家路についた次第です。
Posted on 12月 13th, 2014 by 三木 奎吾
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