さて、わかりやすい高級住宅街、ウェストバンクーバーの高台の頂部に近い位置に建てられている、たぶんいちばん金持ちと目される人の家。まったく説明のしようもない、そのものという感じですね。あまり趣味はよく感じられないけれど、ごつごつとした岩肌に似た外壁が、まるで城壁のようで、ちょっと威圧的とも思えるのはわたしだけでしょうか。ただ、建築的にはこういう高級住宅も、スターターハウスもまったく部材その他、基本は同じで、どこで材料を仕入れてもそういうポイントでは差異はありません。仕上げの材料・設備がグレードアップしているだけなんです。
こういうあられもない豪華主義というか、欲望自然主義というか、なかなか日本人には似合わないタイプでしょうか。でも中国や香港、アジアの国なんかには、わりと多いかも知れません。やっぱ日本人はすこし感じ方が違うということなのでしょうね。まぁ、わたしは遠慮したくなります。少なくとも白い外観は、ちょっとなぁ。 って、ぜったいこんな家がもてるような身分にはなれないので、たんにやっかんでるだけかなぁ? よくわかんないですけど。
欧米の価値観、というよりもアメリカンスタンダードというべき、こういうわかりやすい成功のイメージ、明確でよい、というひともいますね。知人の札幌の2代目経営者で居をバンクーバーに移した人がいますが、かれなんかはこういう感じ、いいと思うんでしょうね。人生の目標が、こういうふうに明確になっていて、これをゲットすることが成功のイメージそのものなんです。アムウェイなんかが成功者の家でパーティを仕掛けて、多くの人の自然な欲望を喚起する手法が、まさにこういうスタイルですね。
ただただ、むむむ、すごいなぁ、と。
Posted on 10月 3rd, 2005 by replanmin
Filed under: 海外住宅事情
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