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耐震実大実験までやれる施設

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今週は、あした北総研で研究発表会があります。
北総研って、このブログでは結構紹介しているのですが、
北海道の外郭団体で、北方圏住宅の性能を中心に研究している機関です。
地方公共団体が自前でこういう研究機関を持っているというのは、
たぶん、きわめて珍しいケースではないかと思います。
調べてはいませんが、普通は国交省などの国の機関くらいしかあり得ない。
逆に、国の機関としてはつくば市に「国総研」があります。
そこの研究員のみなさんもここを訪れて、
「わたしたちは温暖地のことを、寒冷地のことは北総研に任せますよ」
と、言っています。
実際に設備なども国の機関並みの施設を備えています。
来ていたスウェーデンの研究者が言っていましたが、
北欧の諸国家とも、そう遜色はないレベルのようです。
写真は「耐震実験装置」。
この平盤面上に住宅を建てて、実際にいろいろな揺れを起こして、
その揺れ具合を記録して、実証データを得るものなんです。
北海道の住宅は、まずは寒冷地住宅ということで
基礎が、凍結深度以下にまで深く作らなければならない。
旭川で80cm、札幌でも60cmですので、比較的にしっかり作られる。
そのうえ、屋根は積雪荷重も計算して作られている。
ほとんどが板金屋根なので、屋根の重量も軽く作られている。
というような条件が、耐震性でも有利に働くようで、
ひんぱんに地震が起こる北海道東部地域でも、マグニチュードのレベルと比較して
地震の建物への被害というのは少ないようです。
そんな研究施設なのですが、
年に一度、公共機関らしく、研究の成果を発表しているのですね。
あしたは朝から夕方まで、びっしりと研究発表が予定されています。
昼飯時間まで、施設見学時間に充てられているので
「弁当持参」が勧められておりました(笑)。
広大な敷地が必要ということで、旭川でも郊外に立地していまして
周辺にはあまり繁華街はないのです。
まぁ、久しぶりに缶詰になって、お勉強に行く雰囲気なんですね。
楽しみにして行ってきたいと考えています(笑)。
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