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わかりやすい高級住宅

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写真は以前行ったアトランタの高級住宅。冬に行ったのですが、それでもほとんど森の中というようなたたずまいの中に、広大な敷地の邸宅が点在している印象。だいたい判で押したように同じような都市景観が、同じように展開しているのが欧米高級住宅の印象です。
いくつかのポイントがある中で、もっとも基本的なのは「自然環境との調和」。海であれ、川であれ、水辺というものがあったらそれを建物からの重要な視覚要素に取り込もうとします。新興の開発住宅地の場合、なければ作ってしまえと池を掘ったりまでしている例がありました。高い順番はその池からの距離の応じているという明快さ、でした。
この写真のように森が豊かにある場合はその自然なりの起伏や、環境全体をなるべくそのままに保存しながら住宅の街割りがされています。1区画あたりの面積が1000坪は下らないほど、ではありますが。
建物のデザインは、基本的に傾向が決まっていて、いくつかのパターンに集約されるので、街並みとしての視覚的ここちよさが配慮されています。アメリカの場合、住宅のデザインブックが安価に売られていて、多くのユーザーはそのパターンから選ぶ、というケースが多いのもありますね。
多くの場合が建て売りなのでそのデベロッパーのセンスが問われるところ。注文で建てる場合も、外観など基本的な点では、そのパターン内で計画されます。
日本の「高級住宅」、って、こういうわかりやすさは見えにくいですよね。

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