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北方日本の暖房の歴史_4

きのうはブロックで建てたもやし育成室の事を書きましたが、 はるかな後年、わたしが家を新築したとき、 なぜかブロックで家を建てる建築家と意気投合して 建てたとき、新築の祝いの席までそのことを忘れていて、 「なぜ、ブロックの […]

北方日本の暖房の歴史_3

石炭の暖房のことを書いていたら、 それはそのまま、北海道での冬の暮らしのスケッチになることに気付きます。 石炭収納庫は、たいてい戸外にあったのですが、 今日出没しているという「石油泥棒」のような 石炭泥棒みたいな話は、聞 […]

北方日本の暖房の歴史_2

石炭による暖房って、案外その寿命は短かったと言えるでしょう。 わたしの記憶では、昭和40年代にはすでに石油に メインの位置を譲っていたように思う。 しかし、石炭による暖房は、道民気質というようなものを生み出すのに 大きな […]

北方日本の暖房の歴史_1

北国に暮らしていく以上、暖房とは切っても切れない関係。 しかし、わたしが住宅関係のことを仕事にし始めてからでも その変遷ぶりは大変に激しい。 日本の伝統的民家では、北東アジア全般に広がっていた 「オンドル」という、地中に […]

雪のない場所

わたしは北海道岩見沢市の近郊で生まれ育ち、3才から札幌の町育ちなのですが、 そんなことからか、豪雪地帯の感覚が染みついている気がしています。 冬になると、否応なく真綿で締め付けられるような 閉塞感が襲ってくる感覚が強くあ […]

コンクリートと意匠性

先日行ってきたアルテピアッツァでの展示作品。 これは確か、白っぽいコンクリート製の作品だと思うのですが、 作者である彫刻家・安田侃さんの了解を取って(だろうと思うのですが) このように被覆されていました。 一種の冬囲いと […]

屋根雪崩の美しさ

この時期になってくると、雪との日常的付き合いが いろいろな局面を生み出すようになってくる。 もう札幌市街地周辺では、 「雪を自然に落とす」という発想の屋根がすっかり少なくなってきている。 北海道の雪は、本州地域の雪とは違 […]

雪のなかで美しい家

先日、伝統木造工法の住宅のデザインで著名な建築家の講演を聴いていました。 屋根の形状が複雑に組み合わされている いわば自由な屋根のデザインで構成された作品を見ていたのですが、 どうにもそういう感覚に違和感を抱き続けていま […]

木造構法の耐久性

北海道では、いわゆる「伝統木造工法」で建てられた建物というのは 皆無に等しい、という序のお話しのセミナーに行ってきました。 NPO法人の「北の民家の会」が主催したセミナーで いわゆる「構法」について、実験なども交えた開示 […]

2面採光の工夫

写真は秋田での取材先、五蔵舎さんの事例から。 居間って、その敷地条件の中でもっとも良いと思われる位置に 配置を計画するものだと思います。 その土地に暮らす楽しみを一番シンプルに表現できるもの。 で、多くの場合は、それは庭 […]