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1月16日建築家住宅バス見学会

いやぁ、きのうは朝から1日
断続的なブリザード状態。
東北以南のみなさんには、言葉と情景が一致しないと思いますが、
ブリザードというのは、視界が非常に見えにくくなった猛吹雪状態で
ホワイトアウト、っていうような光景であります。
まぁ、北海道にいる以上、避けては通れない自然のプレゼント。
なにがどうでも、これからは逃れられない。
ことしというか、この冬はここまでこの状態には幸い巡りあわなかったのですが、
やっぱりこの友人、忘れてはおりませんでした。
きのうはそんななか、断続的にお客様が万来状態。
申し訳ないので、徒歩の方はもよりの地下鉄駅までお送りいたしました。
そういう合間を縫って、事務所や自宅の雪かき。
いやぁ、すっきりしますね。
仙台からきのう札幌に帰ってきた方もいて
聞いたら、3日には汗ばむ気候の中、ゴルフしていたそうです。
「これが札幌ですか」というワクワクの表情。
そうです、これから10回はあるでしょうね、と自虐するしかない。
まぁ、仕事のイベントなどのときには平安な天気を希望するばかりです。
で、きょうはお知らせ・宣伝です。
今回は、「北のくらしデザインセンター」イベントに参加されたみなさんの
出来上がった住宅見学会です。見どころ満載ですので、ぜひどうぞ。

見て、ふれて、疑問点も聞ける
北のくらしデザインセンター・バス見学会&家づくり相談会
◎ 開催日時 :2010年1月16日(日)10:00〜17:00
◎ 開催場所 :パナソニックリビングショウルーム札幌1〜2階(札幌市北区北9条西2丁目1)
       <無料駐車場完備>
◎プログラム内容(予定)↓
【1】ショウルーム見学ツアー
【2】建築家住宅・バス見学会
【3】建築家トークショー
【4】家づくりの相談会
どなたでもご参加いただけます。直接会場へお越しください。   ◎参加費用 :無料
一部のイベント(バス見学会/ショウルームツアー/建築家トークショー)には事前の予約が必要です。参加ご希望の方は「詳細・参加申し込み」ページからご予約下さい。
◎参加申し込み締め切り:2011年1月11日(火)

【バス見学会の物件紹介】
夫婦60代、2人だけの家
●小樽市銭函・Tさん宅  オーナー ・ Tさん
 建築家のセミナーを聞き、「立地条件を考えた上で敷地に合わせて設計する」ということに一番感激しました。考え方が明確に実現できるすばらしさを実感。特に、光を取り込み明るい室内にした実例には「そうか、こういうことか」と納得できました。アイデア、工夫、考え方など、具体的で目が覚めるようでした。
 バス見学会では、設計の意図や使っている素材、建材、窓や断熱など、実際の家を見ながらの説明なので、言葉だけではわからないこともよく理解できました。
 ご縁があった建築家の遠藤さんは、同じ小樽出身で積雪の感じなど地域性をよくわかってくれると思ったことと、話が合い相談もしやすく、依頼。北のくらしデザインセンターでは、目からウロコが落ちるような体験ができました。

設計者・遠藤謙一良さん
 「銭函 光庭の家」は、旧家屋の建て替えでスタートしました。南側に長い間大切に育ててきた日本庭園があり、四季を通して庭の草木の変化を生活の中で楽しめることをテーマにプランを計画しました。クライアントはすでに仕事をリタイアされており、将来性も考え基本的に1階で生活できるプラン構成。南面の陽が入るところに、一日の大半を過ごす居間と食卓を設け、天候の良い日は外でも快適に過ごせる大きなテラスをリビングに併設。平屋の中にも吹き抜け上部から朝夕と光が取り込め、明るく光あふれる空間となっています。廊下の寸法もゆとりがあり、収納もしっかり確保した住まいです。断熱性能も高く、電気で蓄熱される温水タンク(メガ2000)を採用し、快適で低いランニングコストを目指しています。仕上げは内外とも素材感を大切にし、時間の経過と同時に質感の深みが感じられる住空間を目指しました。

ハイクオリティー&知的なローコスト住宅
夫婦40代+子ども2人、平屋20坪の家
●札幌市西区・Hさん宅  設計者・宮島豊さん
 わたしの設計で新築した友人の家を見て、北のくらしデザインセンターのセミナーに参加いただいたのが、Hさんとの出会いでした。打ち合わせの最初から予算は2000万よりぐっと以下のローコストという強い希望。であれば「あれもこれも欲しい」では絶対ダメですとお伝えし、どこまで切り捨てられるかの「潔さ」と、セルフビルドで自分たちも出来ることをする「覚悟」を持つという了承のもと、プランにチャレンジしました。
 徹底的にそぎ落とすということを基本に、結果、20坪の平屋(玄関兼作業場と寝室が土間)というプランにたどりつきました。潔さを持ち、知的でローコストな家づくりを楽しめるというオーナーさんであれば、今後もローコストにチャレンジしたいです!

あぁ、ロードヒーティング

さて、ことしはさっぱりの小雪模様。
だと安心していたら、本日は朝方から降り始めております。
どうも様子から察すると、大雪になるかも、の予感。
自宅の方の除雪も済ませて、
会社事務所の方では、本日今シーズン初めてのロードヒーティングON。

事務所を建てるときに、
どうしようかと迷ったのですが、やはり必要と判断して
装置したものです。
もう8年ほどになるわけですが、
その間、地球温暖化問題がかつてないほどに盛り上がり、
また灯油価格も異常に上昇したりして
やや肩身の狭い思いをしながら、使用しております。
基本的には使用回数を減らして、
必要なときだけ、と心がけております。
しかし、相手が自然現象だけになかなか太刀打ちできない。
自宅の方にも装置したのですが、
こちらでは、除雪した雪を運べる場所が目の前にあるので
健康も考えて、まぁ頑張ってやっております。
しかし、事務所の方はそうはいかない。
駐車場面積も50坪を超えるし、雪を溜めておく場所もない。
地球温暖化、という頭のなかを駆けめぐるつぶやきに
さいなまれながら、スイッチを入れてしまった(大袈裟)次第です。

札幌という、冬期間の降雪量が6mを超えるような都市は
世界的にも珍しく、冬が終わってしまえば消えてしまうものへの悩みは
どうにも困ったハンディキャップ。
こういう経費をみんなが負担しなければならない。
さて、今年の冬は、これから降雪はどうなっていくのか、
気にしながら過ごさざるを得ません。

それにしても、
機械オンチが一目でわかる注意書きで、
まぁ赤面ものですね。
一応、書いたのはわたしではありません(笑)。

深川不動堂のモダンデザイン装置

東京の下町・門前仲町には
神社として富岡八幡があり、お寺として深川不動堂があります。
こちらのほうは、真言宗の成田山別院ということだそうで、
わが家も真言宗なので、まぁご親戚ということになりましょうか?
最近、建て替え工事が行われていて
なかなか全貌を見ることができないのですが、
こないだ散歩で見に行ったときには
写真のような屋外ディスプレイが出現しておりました。
深川不動というと、たいへん庶民的な、現世利益的な
どちらかといえば、ゴテゴテとしたアクの強い世界観を感じる宗教教派だなぁ
という印象だったのですね。
本堂の奥の新設されたコンクリート製の建物も見学できたのですが、
天井の絵画とか、各彫像や後背デザインとか、
非常にカリカチュアライズされた世界観で、まことにキッチュ。
たとえば、禅寺などとは格段の違いを感じさせる。
いわば、江戸下町の世界観に
なるほどという似合いの世界を演出していて
それはそれなりに調和を見せていて、まぁほほえましい感じだった。
ところが、このディスプレー装置はどうも
不釣り合いなほど(失礼)モダンデザインでかっこいい。
遠目にはよくわからなかったのですが、
どうも建物ではなく、このように四角く、「梵字」をたくさん積み重ねた
そういうデザイン装置なのです。
最近の悪いクセで、気になっても
あとでインターネットで調べておこう、ということで、
現場で人に聞いて確認していなかった。
というよりも、朝早くて、それらしき人に会えなかったのですね。
ところが、これがなんであるか、
お寺のHPを見てもまだ書いていないんです。
写真にもまだ紹介されていない。
参拝者が最近撮影した写真も見たのですが、工事中だった頃の写真が多く、
白テントで覆われている写真ばかり。
わたしが行った12月28日でも、この内部側はまだ入ることが出来なかった。
こりゃぁ、新名物になるのでは、とは思うのですが
なんであるのか、紹介文にまだお目にかかれないのであります。

どうもこういう状態は寝心地が良くない(笑)のですが、
まことに腑に落ちない気分で過ごしております。
まぁ、真言宗の寺院では同様のディスプレイ、
見たこともあるような気がするのですが、思い起こせない。
ということで、いまのところ、
その外観的なかっこよさに目を奪われております。
どういう宗教装置なのか、どなたか教えてくだされば幸いです。

絵巻物の表現力

本日から営業開始です。
関東版次号の進行があって、年明け早々、いろいろ作業が山積です。
頑張らなくっちゃ、であります。

なんですが、ブログの方では
もうちょっと正月っぽく、歴史物系のおはなし世界に浸っていたい。
きのうのブログも「歴史民俗博物館」の発行物などを巡って
展開いたしましたが、
ここは本当に面白いことをやっていると思います。
日本の民俗学は柳田国男さんが先駆者であり、
歴史の中の生活の側面を生き生きとよみがえらせようという態度は
司馬遼太郎さんの歴史「取材」的態度とも繋がると思っています。
一昨年には、「日本建築は特異なのか」という企画特集をやっておりまして
日中韓3国の比較建築文化論を展開しておりました。
建築文化が、王宮建築・宗教建築・住宅
という3つに大きくカテゴリーが別れるのだ、というのも
この企画で知った次第。
江戸城はいま、皇居が置かれているけれど王宮建築とは呼べず
あれは、住宅の大なるものであるというのですね。
わたしのような建築門外漢で、住宅が大きなテーマになったような立場の人間にとって
この歴史民俗博物館のスタンスや立場は、本当に参考になる。
千葉県佐倉市という、なかなか行くのも大変な場所にあるわけですが、
ときどき見に行く機会を作っております。

で、展示では絵巻物とか
なるべく庶民の姿が見えるような展示が工夫されている。
そう、「絵巻物」なんかが多いんですね。
これが大好きなんです。うれしくなってしまう。
日本人って、筆での人物描写力がいい。
今日のマンガ文化に通底するような表現力世界を見せてくれている。
鳥獣戯画というような古典も、われわれの文化では持っているわけですが、
市井の雰囲気がいきいきと描き出されていて、
そのやさしい目線にうっとりさせられる。
なんというか、縄文の作品が持っている表現力が
筆を執って、平面的に表現されるとこんな風に展開するのではないかと
そんなアナロジーを感じざるを得ません。
非常に写術的でいながら、デフォルメがやわらかい、とも言える。
きっと筆と墨という媒体が、こういう表現力に繋がっているのではないでしょうか。
まぁなんとも味わいが深くて、
こういう絵巻物の類の表現をたくさん集めたい、見たいと思ってしまいます。
記録文書をはるかに超えて、民衆の感覚とか思いとかが
「そうだったのか」とストレートに伝わってくると思います。
日本民族のこういう絵巻物総アーカイブ、デジタル形式で
文化庁あたり、企画してくれないでしょうかね。
おおむねは、というか全部、著作権保護の存在しない作品ばかりであり、
そしてなにより日本民族の感受性を余すところなく伝えてくれるものばかりです。
ぜひほしいなぁと思っております。
現状では、バラバラに存在しているので、わかりにくくなっています。
こういう税金の使い方なら、大歓迎です(笑)。

男の空間・銀閣書院

きのうから「書き初め」というわけではありませんが、
いろいろと「書く」仕事を始めています。
年末に取材で出掛けたので、その整理を早めにしないと
後の仕事にも支障が発生してくる次第。

で、ちょうど「歴史民俗博物館」の発行誌をめくっていたら
数少ない住宅建築関連の誌面が目に入ってきた。
住宅はものすごく大きな人間領域なんだけれど、
なかなか生活分析的な研究にお目にかかれない部分があります。
また、逆にあまりにも専門化しすぎて、
枝葉末節の論議に落ち込んで、
人間生活にとっての必要性とか、社会性からの素朴な目線が少ない。
そういう意味では、「民俗学」からの視点というのが面白い。
わたしは専門外だったので建築の歴史っていうのは、
あんまり学ぶことがありませんでしたが、そういう人間にもわかりやすい。
日本の建築学って、明治初年から伝統的日本建築のことを顧みず
ひたすら鉄筋コンクリート信仰に染まってきたと思われます。
ある東大の先生から、
「住宅の研究なんて言うのは婦女子のやることだ」
という言葉まで聞いたことがあります。
学問としての「建築」領域は「国家を建設する」というのが
基本的な任務事項であって、どちらかといえば、
民衆の生活環境の向上というような視点はあまり顧みられなかった。
日本の住宅の歴史、と言ってもそれは基本的に木造であり、
国家利益にとっては、あまり役に立たないと思ってきたのでしょうか?

おっと、脱線してしまう。
写真は、法然さんの「出文机」という読書コーナーと、
そういう機能を発展させたと言われている「書院」の初見である
銀閣の「東求堂」四畳半書院・同仁斎ということです。
書院造り、というのはこのような
男の書斎空間を建築意匠的に発展させた「スタイル」なのだそうです。
座った高さ位置で書物を読みふけるのに
障子越しの外光が一杯にあふれる機能的な空間ですね。
こういった空間は、社会の知識層にとっての知的欲求を満たすものとして
きわめて文化的要因で発生したことが読み取れる。
書院造りという住宅形式文化はそのようなものだったのですね。
お隣の韓国ではもっとハッキリしていて
高級住宅では、アンチェという生命維持装置的な女性主導空間に対して
女性が入ってはいけない神聖空間として
7才を超えた男子が自分を磨くために
サランチェという別空間が家の中に様式化されていたそうです。
朱子学が社会の隅々まで入り込んで、
そういった学問的雰囲気が社会に満ちあふれ、
住宅の様式にまでなったということなのだそうです。
まぁもっとも、こういう様式は上流階級だけのものだったでしょうが、
文化として残滓を残し、精神文化的には大きな影響を及ぼしているのでしょう。

住宅って、建築工学的な分析だけでなく、
やはり社会文化的な領域での知恵こそが本来的なのではないか、
そんな印象を抱くものであります。

日本人と金閣

年末年始、北海道・札幌は比較的温暖でのどかな気候ですが
山陰や東北北部など、日本海側地域で雪や嵐の被害が続いているようですね。
とくに山陰での大雪で国道9号線、というから
地域で一番の幹線道路が通行できなくなっている!
ちょっとにわかには信じがたい状況のようです。
雪への対策が、あまりなされていなくて、
スタッドレスタイヤを履いていない大型車両が道路をふさいでしまったのでしょう。
北海道から行ってみて、本当に信じられないようなことが本州では起こります。
わたしも先年、郡山市周辺で年末時期にこういう事態に遭遇したことがあります。
ほんの少し雪が降って、寒波が急に来たとき、
道路のわずかな起伏坂道箇所で、動けなくなるクルマが続出する。
雪のある地方とない地方を移動する運送業などの場合も含めて
見なし装備で、「まぁ大丈夫だろう」という判断をするのですね。
本当にこの災難に巻き込まれたみなさんには、深く同情します。
難しいですよね、ほとんど雪が降らない地域での、雪道対策って。

なんですが、
一方で、「金閣寺に思わぬ降雪」というニュースも。
やはり好きなんですね日本人、金閣って。
みなさん、雪をかぶった金閣に率直に感激している。
単純に、日本的感受性に完全に刷り込まれてしまっている。
金箔で被覆するって、
たぶん、東大寺の大仏さんが日本での初めてのことだったのでしょうが、
その「民族体験」がはるかなモチーフになって金閣も
アジア世界との貿易のための象徴的な展示装置として作られたように思います。
大仏の金による被覆には奥州で発見された金が使用され、
日本の経済的潜在力を誇示する、格好の展示であると同時に、
当時のアジア世界での最先端思想であった
仏教による救世思想が、まことにわかりやすい形で具現化した。
この大仏開眼会には、アジア世界全域からの視察団が来ていたそうですから、
「黄金の国・ジパング」の大宣伝になった。
そういう民族体験が強烈だったのではないかと思います。
そういったアナロジーで、遙かな後代に建てられた金閣も
足利政権の信用力を高める効果があったに相違ない。
中国を中心にした世界貿易体制の中で
金による被覆建築というものは、日本を主張する大きな物理的印象になった。
金閣は義満の私邸ですが、住むためにこのような装飾をしたとは思えない。
たぶん経済効果、アジアから来たビジネスマンたちに
「あ、この貿易相手は信用できる」
と思わせるのが一番の目標だったのではないか、と思うワケです。
きっとそういうエコノミックアニマル(あ〜古い!懐かしい!)体質が
わたしたちにはきっとあるのでしょうね。

でもやっぱり金閣、美しい。
緑にも、水にも、陽光にも、雪にも、実に映える。
三島由紀夫が書いた日本的感受性そのものです。
建築的なプロポーションも、1階と2階での微妙な高さの違いとか、
金箔を施した階と、そうでない階のバランスとか
非常におもしろい意図を感じるのだそうであります。
日本人の黄金への感受性、もう少し、深く探ってみたいと思います。

初詣

あけましておめでとうございます。

ことしの年末年始は、休みと言うよりは
残った仕事を片付けるのが、とりあえずかなぁ、と思っておりましたが、
やはり大みそか・元日となると
あれこれやっているうちにお正月モードになります。
中学高校と同級生だった友人に
札幌市内で「旅館」をやっている女性経営者がおりまして
おせち料理をお願いしています。
で、その料理を受取りに行ったら
すっかり同窓会モードで話が盛り上がって四方山談義に。
札幌って、ここんところ、
市中心部の活気がさっぱりだなぁという話題で盛り上がり(笑)ました。
そうなんですよね、ちょうど首都圏各地を歩き回ってきたわたしとしては
大いに共感しきりという話題。
彼女は北海道内の旅館ホテル経営の「女将会」に参加しているそうですが、
みなさん、異口同音に100年来の逼塞状況ということ。
そのなかでは比較的に状況が恵まれている札幌でも、
ホテル旅館の超激戦価格戦争状態ということだそうで、
客単価の実勢を聞いて、あっけに取られました。
中国からの入り込みで活気があると思われる観光産業でも
厳しいコスト競争を反映して、
市内のバスの違法駐車として結果しているのが実態とか。困るんだそうです。
しかし、そういうこと以上にビルなど大型設備投資需要が本当に逼塞している。
つい先年、札幌市では建築物の高さ制限の規制条例が実施されているので
一気にそういう需要が消えてしまったと言うこと。
不況の中、もともと少ないその分の投資は、ほかの地域に振り向けられ
札幌は投資先として魅力もなく、見向きもされていないのが現状。
個別企業の経営努力の枠を超えて厳しい局面になっています。
「あんた、知事選挙か、市長選に出なよ」
っていう荒唐無稽な話題にまでなりまして、ふと、
いや彼女なら、案外大衆受けするかも、と不埒な想念もよぎりました(笑)。
なかなか元気一杯なんで、暗い話題を話していても
だんだん気分が明るくなるキャラクターなんですよね。

っていう放談会をやっていたら、
いつの間にか時間は夕方、やがて深夜に至ってしまいまして、
家族で北海道神宮に初詣であります。
ことしはクルマで行ってみたのですが、ラッキーなことに
駐車場が確保できて、往復参拝距離が大幅短縮。
まぁそれでも、往復2kmくらいは歩いているのでしょうね。
帰り際、中学生の息子が
「最近の若いヤツはダメだなぁ」とつぶやいておりました。
「なに言ってんのよ?」って聞いたら、
初詣の最中で聞くともなく聞いてしまう、かれのちょっと年上の若者たちの
話の内容とか振る舞いに、まるで中年オヤジ的な思いを持つのだそうです。
おいおい、であります(笑)。

展望はあまり明確ではないけれど
こういう面白いキャラと楽しく乗り切っていきたいなぁと
思いを新たにする新年念頭であります。

樽柿

わが家に戻って、
出張中の宿題のToDoを書き出しまして、あれこれどっさり。
よしやるぞ、頑張ってひとつひとつ作業に掛かるぞ、という次第。
お休みの間にどこまでメドが立つか、ふむふむであります。
そういうなか、
銀行巡りやら片付けながら、カミさんと買い出し。
年末のお店は混雑していて楽しい。
で、発見したのが写真の「樽柿」っていうヤツ。
カミさんの実家への手土産によさそう、たぶん一緒に食べることにもなるし、
ということで購入。見たこともなかったのですが、以下、口上書き。

珍しい樽柿! 宮城県産こだわりの美味しい樽柿
口の中でとろける極上の甘さ!
普通に美味しい柿はあります。
あま柿は食べてみると果肉が硬く、渋柿は口の中に入れるととろりとした食感があります。しかし、せっかく旬を楽しみながら食べるのですから、
もっと珍しい美味しい柿を食べたいですよね。
それが「宮城県特産の樽に入った珍しい柿 樽柿」です。
先人の知恵 この樽柿は、昔、酒蔵で使用済みになった空樽に柿を詰め
渋柿を甘く美味しい柿にしたことが由来です。
柿は、蜂屋柿(渋柿)を低温熟成貯蔵させ
渋を抜いた柿を樽に詰めています。
貴重な樽柿 樽柿は、11月になると収穫が始まりますが、
収穫前は、やはり台風が心配です。
台風が来ると1年間かけて育てた苦労が無駄になります。
気候に恵まれても収穫した柿がすべて商品になるのか
というとそうではありません。
収穫した中から良い柿を選びます。
大体選ばれる柿は1本の木から3割程度です。
そして、選ばれた柿を低温冷蔵庫でじっくり熟成貯蔵します。
そうすることで柿の本来持つ旨みを
十分引き出すことが出来ます。

っていうようなことであります。
中身というよりは、入れものの樽の方がステキ。
使い終わったあと、再利用が楽しそうであります。
・・・そういうことで、ことしも暮れますが、
相変わらず、出版や雑誌業界、厳しい状況が来年も続くことは間違いありません。
ことしも一年、ブログをご覧いただき感謝申し上げます。
来年も、って言っても明日元日からも、ということですが、
継続だけが取り柄なので、休みなく書き続けます。
せめて、柿の甘みを味わって
いい年を願いたいものですね、みなさん良いお年を。

疲れは、とにかく温泉で

きのう、年末の取材ツアーから帰宅いたしました。
札幌ー仙台往復で、仙台の社用車を使用して東北を巡った後
関東に入って、主に東京から各地を回り、
その後、東北道を北上して仙台に戻って
車を置いて、飛行機で帰ってくるという旅程。
クルマでの総移動距離は1500kmくらいにはなっておりました。
1週間いたので、1日平均すると200kmは超えている計算。
そのほかに飛行機での往復があるので、これも1500km。合計3000km。
東北と関東の移動距離が、
それだけで往復で700〜800kmになります。
しかし、北海道内では平気でそれくらいの距離の移動をしている。
釧路の往復というような取材が日帰り、というのもよくあるパターン。
住宅に関連した情報業というのは、住宅が移動できない分、
必ずその現場に行く必要があるので、当然ですね。

さすがにクルマでの長距離移動では
蓄積してくる疲労感というのがあります。
わたしの場合、ときどき「目眩」のような気分になって
高速運転が厳しくなってくる場合がある。
この気分が襲ってくると、
高速道路でも50kmくらいまで速度を落として慎重運転にせざるを得ない。
まぁ、そういう時にいちばんいいのは休養です。
おととい、町田での取材が終わってから、
なるべく仙台に近づきたいと思ったのですが
郡山まで来るのが精一杯、若干目眩症状も出てきていた。
で、宿泊したのですが、まだ疲れが抜けなかったようで
きのうもあんまり体調が良くないので、休み休み運転しておりました。
高速の「白石」インターで下りると遠刈田温泉までクルマで10分ほど。
そこの「神の湯」という温泉がありまして、
これがいいんですね。
地元のみなさんが多く来られるようで、早朝5時過ぎくらいから
「朝風呂」も開いているのだそうです。
その後いったん閉じて、9時から再開している。
源泉温度が68度という表示があるように高温温泉。
湯船は高温で45度、低温でも41度となっていますが、
低温の方でも、入浴時間は5分くらいが限度です。
すこしカラダを冷まして、2〜3度入れば本当に体の芯から温まる。
浴槽は2つだけで、洗い場も10くらいなので、
こぢんまりとしていますが、建物はヒノキ造りらしく、
木の香りがたっぷりと香っていて、
湯の香と相まって、まことに癒される。
わたしは、温泉グルメ専門家ではないので、特段こだわりはありませんけど
まさに源泉掛け流し、っていうように思われる湯。
っていう温泉で一休み。写真はそこの足湯です。
これは無料で入れる、けれど、お風呂の方も300円。
低料金で、いい湯、であります。

さすがに帰りの飛行機は年末の大混雑。
そのうえ、北海道千歳が雪で滑走路1本閉鎖。
上空待機約1時間にて、ようやく札幌帰還であります。
とにかくは温泉で、ゆとりを取り戻したい年末であります。

早朝散歩の富士山

きのうは東京の一番横浜寄りの街、
町田市での取材が午前中早く、ということで、
いっときの楽しみ、宿泊先を工夫して、
富士山を早朝散歩で見て参りました。

平塚・袖ヶ浦海岸からの眺め。
手前側はきっと箱根のお山なんだと思います。
朝の日の出時間はこの時期、6時50分ほど
ということですが、その20分前くらいには
海岸に到着すると、ごらんのようなご尊顔であります。
本当はこれは、もうすこし早い時間の方がいいかも
と見ているうちに、どんどん赤みが増していく。
太平洋側から陽が上がってきて
富士の山腹を覆う白雪に赤い来光が降り注いでいくのですね。
箱根の山とは高さが明確に違うので
異次元空間のように、くっきりとコントラストになる。
頭抜けた高さで、富士だけに赤い日射しがあたって、
得も言われぬ神々しさを見せてくれる。
葛飾北斎が描いた「赤富士」は季節も違うのでしょうが、
こういう白雪がピンクともラベンダーとも言えるような
なまめかしい色合いを見せてくれる。
撮影していると、手がかじかむほどに冷気が襲ってまいります。
しかし、時間を忘れてただただ、見ほれざるを得ません。
朝の富士山の良さは、各地でそれぞれあるのだろうと思いますが、
わたしはこの風景、何度見ても、大好きです。
とくにやっぱり、白雪の載せ具合がいいのでしょうね。
雪が反照する朝焼けがとくにいい色合いを見せてくれるのだと思うのです。
そういう意味では、この時期がいちばんいいのかも知れません。

まぁ、一足早い、というか
ちょっとフライングそのものではありますが、
「初日の出」のプレビュー版とも言える(笑)、富士の朝焼けです。