きのう朝、カミさんの母親からコール。
聞いているカミさんの声音がだんだんと変調していく。
最初はなにげない話しぶりだったのが、
やや緊張感の迫ってくるものに・・・。
どうやら、庭の菜園で植えているニラが、なんともおいしそうに青々しく、
これはぜひ食べてみたいと、普段は杖をついて歩いているのに、
つい忘れるほどに、食欲が昂進して、摘みに行ったと言うこと。
で、なんとか半分程度、摘み終わってよいしょと腰を上げたら、
ちょうど強い風が吹き付けてきていた。
で、菜園から玄関までの半分程度の距離で転んでしまったと言うこと。
で、背中を打ったようで、
建ち上がるに立ち上がれず、という状況に立ち至ってしまったという。
庭の菜園までの距離なので、家族への通信方法もなく、
なんとか動かせる部位を使って、自力で玄関までたどり着いて
痛みをこらえつつ、娘まで電話をしてきたというのです。
ちょうど救急車を呼んで、ちょうど救急で受け付けていた普段からお世話になっている
近くの病院へ搬送されると言うことに。
で、夫婦ふたりで駆けつけることに致しました。
大体、こういう看護や介護、ということになると
男というのはあんまり役には立たない。
娘という存在は、いちばん力強い存在になります。
母親にしてみても、やはり娘は頼りになる存在で、
娘たるカミさんには、安心しきって、相談しやすいのだと思います。
あれこれのこと、どれをとってもテキパキと処理できていく。
で、息子の方は、ちょうど運転免許の書き換えもあったので駅まで送って
カミさんとわたしで、お医者さんとの話し合い、
入院のお願いから手続き、身の回りの世話などをしておりました。
まぁ、骨折とかの重症症状はないようですが、
やや痛みは大きいようで、
より精密な検査は休み明けまで待たなければならない。
でもまぁ、なんとか、入院もさせてもらったので
安心は出来たようで、やや落ち着いておりました。
で、カミさんといったん家に戻って、わたしは帰宅。
カミさんはふたたび病院に戻って看護に当たっておりました。
今朝は坊主も連れて、顔を見せてあげて、
わたしは家に戻り、カミさんは看護、という状況であります。
後期高齢者なので、やはりいろいろ体には出てきます。
こういう状況になると、やはり家族の支えがいちばんの薬でしょう。
とくに孫の笑顔とかがいちばん楽しい。
そして娘の気遣いの力が、やっぱり大きい。
家族の中で、こういう状況になるのに次に一番近いのはわたしでしょう。
やはり自分の娘には、こういう役割の姿がダブって見えてきますね。
結局人間は、優しさがなければ生きていくのは厳しい。
そんなことが頭のなかで渦を巻いてきますね。
ふむふむ。
Posted on 4月 29th, 2013 by 三木 奎吾
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