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西洋美術館にて、モネにひたる

さてきのうは、札幌を朝一番に出ました。
心配していた天候は、北海道中部の空知や石狩北部は大雪ですが、
札幌は不思議に雪が降らず、おかげさまで順調な走り。
ただ、やはり正月帰省の特異日らしく市内から高速と、
クルマの渋滞、というか、北海道にしては、なんですが、
けっこうな混雑ぶりで、予定していた時間よりも10分ほどの遅れで空港到着。
しかし、空港内の混雑ぶりはもっとすごい。
なので、すぐにチェックインから待合室に。
便の発着は順調そのもののようで、定刻15分前には機内へ。
・・・まさに、満席であります。
羽田に着いて、沖縄那覇からの娘と合流。
しばらくぶりに全日空便だったので、ややとまどいましたが、無事に。
そこからツアーコンダクターの開始であります(笑)。
家族旅行とは言え、4人が集まって旅するので
その旅程計画はなかなかたいへんであります。
時間の正確な把握に踏まえて、無駄なく家族の一体感を作っていきたい。
で、羽田からホテルに移動して荷物を預けた後、
1日目の主要な目的地、上野で3箇所の博物館・美術館集中行脚。
まぁ普通で考えれば、ちょっと無謀な日程なんですが
はじめは少し過酷な日程のほうが、わが家らしくてそれはそれで楽しい。
・・・。
ということでしたが、最後の西洋美術館で
モネの「睡蓮」を見て、まったく脚が止まってしまった。
はじめは、西洋美術らしく宗教画が多くて
わたしたち日本人には感受性を全面的には開放できない思い。
それが、モネの展示室ですべてのモヤモヤが吹っ飛んでいきました。
その大作ぶりにまったく圧倒される思い。
宗教画では十分な「対話」が叶わないのですが、
こういう風景画では、心象での対話、作家との見ることでの交感が可能になる。
インターナショナル、という意味でわかりやすい。
宗教画というのは、絵画というものの最大の
ジャンル継続機会だったということを表しているので、無理もないのですが
やはりキリスト教圏世界以外の世界人にはわかりにくいのは当然ですね。
西洋も東洋もアジアもアフリカも超えて語られるのは
やはりこういうテーマ性なのだろうと思います。
20年以上睡蓮ばかり描き続けていたというモネさん、ごく親しく感じさせられます。

で、国立らしく、「個人的な鑑賞利用」に限られますが、
写真撮影も許されているのですね。
ありがたくしっかり撮影させていただきました。
ただし、ブログへの掲載は公表ということになるものと思いますので
申し訳ありませんが、遠慮しました。
代わりに、美術館内部の建築的ひといきのシーン写真であります。
深く愉しめた次第ですが、旅程はまだまだ続いていきます・・・。

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