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坊主オススメのラーメン店へ

きのうの日曜日、夕方、外食へ。
っていっても、ラーメン店であります。
先日、わが家の坊主が友人たちと食べに行って
「メッチャ、うまかった」と言っていた店。
で、「今度、みんなで行きたいね」って言っていた次第。
「ん?」って、夫婦で顔を見合わせた。
わたしが、「みんなって、誰と行きたいの?」と聞いたら、
「え、家のみんなで・・・」
夫婦とも、こころのなかでウルっとした次第であります。

というような会話があって、
それから1週間くらい経ったので、きのう、ゆったりした日曜日、
家族揃って、といっても夫婦+坊主の3人でですが、
食べに行ってきたのです。
札幌駅近くの「三代目・月見軒」というお店。
子どもとの会話って、なかなか噛み合わなかったり、
ギャップを感じたりさせられることが多いのですが、
こういうチャンスは積極的に生かしていきたいものですね。
で、何を食べようかで頼んだら、写真のように見事に息の合った具合(笑)。
坊主は、この店の常連さんが良く頼んでいるという塩。
初めて行ったときにたまたま塩を頼んでいたら、
他のお客さんと店主の会話を聞いていて、
「えぇ、ふつうは味噌が良く出ますが、常連さんは塩ですね」
という言葉を聞いて、「やった」と思ったということ(笑)。
まぁ、そういう優越感って、確かにありますよね。
で、そういう展開を知らない私たち夫婦は、わたしが味噌で、
カミさんはしょうゆ。
個性豊かなてんでんばらばら、仲良し家族ということでした(笑)。

坊主とは、日ハムの球場通いとか、テレビ観戦とか
比較的にコミュニケーションは取っている方だと思います。
最近は、大津のいじめ自殺問題などで、会話することも多い。
こどもらしい感受性ながら、まぁ常識的な反応をしている。
で、今現在の子ども社会を生きている実感がいろいろに伝わってきます。
子どもの世界とは言え、やはり、大人の社会を含めた雰囲気がそのまま
子どもたちの社会に反映している部分はあるのだろうと思います。
子どもの社会では、ジェラシーというか
均質性から少しでもはずれている存在に対して、いじる傾向がある。
わたしは関東のお笑いの、ひとをいじる笑いというのが苦手なんですが、
やはり聞いていると、そういう傾向はいまの子ども社会でも強いようです。
競争原理にさらされて、そういう環境の中で生き抜いていくための
「社会教育」のなかに子どもたちはいる。
日本の社会って、均質性が強いので
積極的に「違い」を探し出して、それを際だたせようとする傾向があるのでしょうか。
そういう傾向の社会の中では
なるべく個性を打ち消すような、あるいは「みんなと同じ」的安心感が求められる。
そういった「同化」志向の先導タイプが跳ね上がって、
小異の部分をやり玉に挙げる、という傾向がある。
いじめの問題って、いつでも誰でもが
加害者になったり、被害者になったりする可能性を持っている。
親としては、子どもの心となるべく対話を心がけて
そういったストレスの芽に注意を払っていなければならないなと思うところです。

ということで、ラーメンの味はよくわかりませんでした(笑)。

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