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国組織とその出先機関病院の実態-1

まぁ、大袈裟なタイトルだなぁ・・・。
っていきなり大風呂敷の自己否定からって、どうなんでしょう? ま、いっか(笑)

今週は国の医療機関である、わたしの地元にある
国立病院機構・北海道医療センターに毎日通っております。
こちらは以前、「国立西札幌病院」という名前で開業していたのですが、
小泉改革の流れから、現在のような名称に変わっています。
わたしは、この地域に住み始めて21年目でして、
それ以前も同じ札幌市西区で、約2kmくらいしか離れていない場所に住んでいましたので、
ごくご近所にある大型病院ということで、折に触れて
利用させていただき続けております。
肺炎を患ったときと、胆石の除去手術の時と、入院も2回しております。
そのほかでも睡眠時無呼吸症候群の治療などでもお世話になっておりますし、
利用頻度は一番高い病院であります。
しかし一方では、息子もお世話になってはいますが、
かれはこちらの病院とは相性が悪く、
小学生の時には、重篤な風邪にかかり、インフルエンザを疑っていたのですが、
検査では最初インフルではないと診断され、大部屋に入院したのですが、
同室の子どもさんの咳がひどくて心配していたら、
自宅で寝ていたら夜半過ぎに電話でたたき起こされて、
本人から「おれ、もう死ぬ」とまで口走るほど、ひきついたような劇症症状が出て
付き添っていた妻から、お願いですから銭函にある
小児専門病院への転院をお願いしますと涙ながらに頼んで、深夜、
国立病院から他の病院へ救急車で転院して貰ったということもありました。
いまは廃院になったようなのですが、そちらも公立の専門病院で、
出産時、やや不安のあった息子はお世話になって無事健康を確認されたりして、
よく知っている先生もいらっしゃったのです。
翌日再度看ていただいたら、やはりインフルエンザに罹患していました。
そんなこともあって、妻は大変心証が良くない。

まぁしかし、わたしとしては勤務されているお医者さんたちともよく話したりしていたので
そういう気安さは感じ続けていました。
で、入院時など、先生たちから「国立病院」当時としての
内実のお話しを伺うことも多かったのです。
経営的には勤務医の会議のような組織があって、
そのなかから経営者が互選されてトップになっているということ。
単体としてみたら経営実態は赤字経営であること。
そのことで、小泉改革に戦々恐々であること。
かならずしも経営のプロが経営陣に存在するわけではないこと。
そのころの小泉改革で組織存亡の渦中にあることなどが聞かされておりました。
まるで厚労省の雰囲気のようなものが伝わってくるような雰囲気でした。
で、その後、わたしはすっかり健康な状態が続いて
ほとんどお世話になることもなく推移していたところ、
平成22年3月になって、それまでの国立西札幌病院と国立南札幌病院が統合して
現在の、北海道医療センターとなって建物も立派な新築ビルに生まれ変わったのです。
以下、同機構HPからの沿革(抜粋)

●独立行政法人国立病院機構北海道医療センター
昭和 5年 市立札幌療養所として創設
昭和18年 日本医療団札幌療養所として改称
昭和22年 厚生省に移管、国立札幌療養所として発足
昭和44年 国立療養所西札幌病院と改称
平成14年 国立療養所小樽病院と統合
平成16年 独立行政法人国立病院機構西札幌病院と改称
平成22年3月1日 国立病院機構西札幌病院と国立病院機構札幌南病院が統合し、独立行政法人国立病院機構北海道医療センターとなる

従って、現在も厚生労働省の傘下にあるわけです。
施設は旧来のものからは信じられないほど立派に生まれ変わりました。
建物だけみたら、国ってどこが財政赤字なのか、と驚くほどに一変した。
そんなことで国というのは、この間どのように変化したのか、
むしろ、こういった「細胞」的な組織をしっかり見据えることで
見えてくるのではないかと、ふと気付いた次第です。
財政再建の名の下に、いったいどのような現場状況になっているのか、
小泉改革以降の状況の一端が見えてくるように思ったワケですね。

あぁ、メチャクチャ長くなりそうであります(笑)。
こりゃ困ったぞ。ブログで書くような内容ではないのかも・・・。
まぁ別に告発、とかいうことではありません。
ただ単に健全な(あ、病気で行くんだから健康ではありません(笑)が)
一般市民の目線で国の現在のありようを、具体的な組織を通して看たいのです。
気付いたことを、今後時々取り上げてみたいと思います。

<写真は例によって全くの無関係なある日のそばランチ〜食欲は健全なカラダに宿ります>

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