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青森すじこ

いやぁ、どうしようかなぁ、とは思ったのですが、
これから汽車で5時間以上も揺られて札幌に帰るのに、
このすじこを持って帰るというのは、どうも考えられませんでした。
しかし、青森の市場街で見かけたごらんのような光景。
しかも、多くのお客さんが行列しているお店。
みんな行儀良くしていて、ひとりひとりの注文の終わるのを待っている。
で、ようやく順番が来たら、持参して帰るまでに足りるような包装方法で
荷造りしてもらって持ち帰っていきます。

っていう話をけさ、カミさんにしたら、
「なして、買って帰ってこなかったのさ!」って一喝。
そうなんです、カミさんはこのすじこが大大大好物。
筋子を口にいれているときのあの幸せそうな表情は笑えるのです。
そうではあるのですが、
青森と筋子って、あんまり聞いたことがなかったので、
買って帰る発想がどうしても湧いてこなかったのですね。
ひとしきりどやしつけられまして、目が覚めましたです、はい。
今度は迷わず、列に並んで、従順に購入してきたいと思います。
実はわたしも大好きなんです。
まぁ、カミさんには負けるのは明白なんですが、
けっして人後には落ちないほどの筋子好き。
値段は100gあたり、400円から、特上では750円まで。
1kgくらい買うことになるのでしょうか?
で、どれくらいで食べ終わるのか、
まぁ、たぶん、冷凍庫に小分けして入れておいて
すこしずつ平らげていくのでしょうが、
あぁ、失敗したなぁ、ホント。
書いているウチに無性に食べたくなってきて溜まりませんね。
しかし、筋子がそればかり、こんなにどっさり展示されているのも
これの迫力って相当にあります。
舌と腹にズンと来る重量感が、圧倒的に迫って参ります。
盛りつけられている高さもより一層の迫力でありませんか。
ということで、逃がした魚は大きかった青森のすじこでした。

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