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【公共下水枡周辺地面陥没その原因は?】

当社事務所の駐車場部分には、公道歩道側に面して公共の下水枡があります。
写真の通り、当社駐車場には煉瓦が敷き込まれています。
またその下にはロードヒーティングが敷設され、公道歩道部分も
市の許可をいただいて煉瓦敷き、ロードヒーティング化しています。
で、27年前の新築以来、大きな工事でも3度建築工事しており、
数年前、たぶんここ3年前くらいだと思うのですが、
地盤面に陥没状況が見られるようになってきました。
宅内の水道工事にからんで工事をお願いする際に数回、
この状況についてチェックしていただいていたのですが、
宅内側工事としての問題は発見されていなかった。
しかし地盤面沈下はずっと継続してきている。
昨日、今回工事に際しての「追加工事」で訪れてくれた業者さんに
ふたたびチェックしていただいた。で、
下水マンホールのふたを開けて内部チェックしてみたら、
宅内側からのパイプの接続には問題はなく、漏水などの痕跡もない。
一方で、公共下水道への接続パイプ(地下1m程度の位置のため、
写真撮影できず)が、一部不連続・破断している様子が見て取れた。
どうやら、この位置で下水道から「漏水」している可能性が高い。
その漏水が周辺の土砂層に流入して最終的には地下水脈まで流れている。
そのために地盤面に不同沈下が発生していることが容易に推定できる。
そうした結論に到達いたしました。
こうした場合の対処方法について工事業者さんから情報があり、
札幌市の下水道局HPなどに対応窓口が記載されているので
「ユーザー自身で」連絡して対応をお願いすれば良いです、ということ。
こうしたケースでは、宅内工事の事業者から直接連絡はできないそうです。
で、なんとか情報が新鮮な昨日中に連絡を取ろうと考えていたのですが、
いろいろ仕事が立て込んで連絡できたのは市の仕事の終了5時ジャストころ。
「やばい、お役所仕事、時間であしたにされるかなぁ」
と、不安がよぎりましたが、なんとか担当部署に繋がってくれた。
住所情報や工事業者さんからの目視情報などをお伝えしたところ、
たいへんキビキビとした対応をしていただいて、
先方の保管している地図情報、公共枡位置情報を付き合わせて、
具体的個体を特定することが即座に出来ました。
「了解したしました。この状況ですので、下水道局として対応いたします」
というありがたい反応。
「現地に確認にうかがって、状況を確認し工事の方針などをお話しします。」
ということになりました。
さらに市の許可をいただいてロードヒーティング敷設と、
その被覆として煉瓦が敷き込まれている旨もお伝えして、
工事の際、それを考慮していただくように念も押した次第です。
ロードヒーティングのパイピングがあるので、
掘削工事の際にはより慎重に、たぶん、その設備業者さんとの連携なども
不可欠になってくると思われます。

住宅雑誌社としては、これはこれで貴重な「工事取材」にもなりそう(笑)。
当社WEBマガジンやこのブログなどで、情報拡散機会があるかも知れません。
日頃目立ちにくい「縁の下」での仕事というのが、
どんな状況で行われていくのか、興味を持って見ていきたいと思います。

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