一昨日の住宅見学その2です。
北海道南幌町での建築家+地域工務店によるコラボ企画。
今、寒中施工まっ盛りの状況視察であります。
ちょうどこの日から以降、本日も引き続き荒天状況の北海道。
きのうは荒天の中、札幌市内でもほぼ視界不良が出来した。
ということで、アース21の会議は10時半ころに終了させて解散しましたが、
その後、道内各地、本州方面へと移動したみなさんは大変だったようです。
十勝方面へは汽車も止まって、道路も各地で寸断されていた。
まだ本日も爆弾低気圧の影響がまだ残りそうです。
さて寒中施工、視察日はこのようなのどかな大雪原風景でしたが、
荒天になると、たぶん、家影は瞬時に消えてしまう。
北海道内の取材、この時期はものすごい状況になります。
こういう大雪原でホワイトアウトしてしまうと、絶望的状況になる。
わたし、人生で死を覚悟したことは数回しかありませんが、
そのうちでも、こういったホワイトアウト状態の記憶が一番生々しい。
こういう白一色の世界でなお、横殴りにブリザードが吹き付ける中を
道のヨコの標識棒だけを頼りに徐行運転で数十キロ走行したことがある。
わたしのクルマが「通行止め」直前の走行車のようで、
後ろからは一台も追走車がこない。
また、対向車も数十キロの間で2−3台しかすれ違わなかった。
中標津から弟子屈に抜ける道東の国道。
途中で暴風雪除けのトンネルに入ったときには
「ここで雪の止むのを待とうか」とも思ったけれど、
そのときはまだ、道路は積雪がそう多くはなく、いま走らなければ
早晩、道路がブリザードでまったく通行不能になるという判断で
そのトンネルをまた出てホワイトアウトのなかに飛び込んでいった。
飛び込むと言っても、時速は10km前後まで落としての雪中行軍であります。
で、なんとか、弟子屈の街の灯りが見えたときには
同行者と、命の冥加を祝った。
まぁ、北国にいると年に1回くらいはこういう類の経験がある。
自然というコトバに都会人とはまた違う感受性を持っている。
こういったキビシイ環境の中でも、
雪と戦いながら家づくりに励んでいる現場のみなさんには、
本当にご苦労様と手を合わせる次第であります。
わが家周辺でもきのうは2回から3回雪かき作業が続いていました。
北海道特有の「軽い」さらっとした雪ではなく、チョー重たい湿雪。
重すぎて普段使いの除雪具では間に合わない。
さてもうすこし、天気回復して欲しいけれど、どうなのでしょうか?
Posted on 3月 2nd, 2018 by 三木 奎吾
Filed under: 住宅マーケティング, 日本社会・文化研究
コメントを投稿
「※誹謗中傷や、悪意のある書き込み、営利目的などのコメントを防ぐために、投稿された全てのコメントは一時的に保留されますのでご了承ください。」
You must be logged in to post a comment.