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【美しいつがいのカモさんたち in 札幌】

毎朝の散歩路、北海道札幌でも夏が近づいてきて
いろいろな小動物たちとの遭遇が増えてきます。
エゾリスたちは毎日必ず顔を見せてくれるのですが、
きのうは、池の近くを歩いているわたしと平行して、この2羽の雌雄が
いっしょに散歩してくれました(笑)。

自然界ではいまが繁殖期と言うことなのか、
右奥のオスの羽毛の色合いは、驚かされるほどの鮮やかさ。
また、手前のメスの羽毛もすばらしく魅力的な深い色合い。
まことにその美しさは神々しいばかりであります。
で、ちょっと気になった。かれらカモたちはいったいどんな世界を「見て」いるのか?
インターネットで検索すると、こんな情報。
〜網膜の視細胞は人間で10,000個/m2ですがキセキレイでは120,000個/m2と
大きな差があり、脳に視覚情報を送る神経節細胞数で見ても
人間で1,000,000個、カラスで3,600,000個、カエルで約5,000個と
鳥類の視覚情報の多さは際だっています。
 一方、鳥類は、昆虫を除くと、通常は種子や木の実、穀物等を餌にしており、
植物の葉や芽などはあまり餌にしていません。つまり綠の森の中で多く生息している
にも関わらず、綠色の餌で生きているのでは無いのです
(哺乳類と異なり、通常は草食性ではない)。従って、綠色と他の色の区別ができる
多彩な色彩能力を持たないと餌を見つけられない事になります。〜
http://www2.tbb.t-com.ne.jp/mark/torime.html

っていうことなので、こうした鮮やかな色彩情報について
多様で奥行きの深い視認情報を得ているということなのでしょう。
繁殖期におけるこうした色彩変化は、かれらカモたちが現代まで生き延びてきた
根源に関わっているような、相当の情報発信なのだろうと思います。
カモの雌たちにとって、オスのこうした羽毛の色彩は
いのちの根源に深く根ざした刺激的情報に違いないのでしょうね。
でも人間ではメスの方が色彩的であり、
オスの方は、どっちかというと抑え気味の色彩感覚になっている。
自然が見せてくれるなにげない情報に、いのちの不可思議を感じていました。

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