本州地区では、サクラ満開の様子ですが、
北海道は春はいまだ遠い景色が続いております。
きのうは、ある建築途中の建物のその後が気になって
遠出も兼ねて札幌から、日高地方〜十勝に抜けて
宇宙構想で名前の売れてきた十勝大樹町まで行って参りました。
なんですが、そういった建築の話題は、本日はお休み。
帰りに立ち寄ったパーキングエリア、といっても
トイレしかない十勝地方のパーキングで
期待せずに入ったトイレの壁面いっぱいに、ごらんのような写真が
大きく目一杯に、展示されておりました。
最初は「ん、なんじゃこれ」と、ぼーっと見ておりましたが、
ようやく画像の意味が明確になるにつれて、
「おお、北国の春じゃ」とじわじわ感動の念が湧いてきた次第。
どうやら、このパーキング周辺に小鳥のための「巣箱」を設置して
その巣箱の屋根裏・上方に、定点観測用のカメラを仕込んで置いて、
そのなかに産み付けられた、野鳥・シジュウカラの小鳥たちの
様子を連続分解写真として、大きく展示しているようなのです。
イキモノの春・生命躍動感、ハンパなく迫ってくる。
しばし、トイレであることを忘れて、楽しく長居していた(笑)。
このシジュウカラ一家の様子、このあとも見てみたい、
そんな「知りたい・情報価値」を、ドーンと体当たり的に食らった。
このようなIT技術の一般化利用は、まことに楽しい。
だれにでもできるような「情報技術」ですが、
これまで情報発信の専門ではなかった人たちが、
まことに手軽に、ひとびとの感動を勝ち得る情報の発信者になれる。
ステキな時代であることが、一目瞭然ですね。
ただし、これまで情報発信を独占してきた大手メディアにとっては
その生き方・ありようのすべてにわたって、
再検討、再構築が否応なく迫られてもいるのでしょうね。
こういうすばらしい情報をいただいた、たぶん、JHの管理者さんに
ありがとうの気持ちを、お伝えしたいと思いました。
Posted on 4月 3rd, 2016 by 三木 奎吾
Filed under: 出張&旅先にて
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