けさの日経の建築ニュースメルマガなどでも
情報が流されているけれど、
このブログでも何度か取り上げてきた「耐震等級2」の問題。
どうもとんでもない方向になってきています。
以下は、当社スタッフからの情報です。
ことは10月27日、
国土交通省の補助を受けて防災研が行った3階建て住宅での耐震実験です。
長期優良住宅仕様で耐震等級2をクリアしている住宅と、甘めに施工された一般仕様の住宅だそうです
大勢の関係者を招いての実験のようでしたが
本来倒れるはずの一般仕様が耐震金具が外れこそすれ倒壊は免れ、
逆に耐えうるだろうと想定された長期優良住宅があっけなく倒壊したというものです
震度は宮城沖地震に匹敵する「震度6」設定だったそうです。
映像は、いまインターネットで「E-ディフェンス公開実験」と
検索すると、いろいろ見ることができます。
基礎と土台をはじめ、柱の接合部分をしっかり金具で固定したがため、まともに地震の揺れを受け止めたようです。
このことは翌日の日経新聞(10月29日付)で掲載されたようで
タイトルは「長期優良でも倒壊 震度6にも耐えず」だそうです
大勢の関係者が見守る中での大失態で、その衝撃は大きいようです
これを受けて、国交省も「長期優良住宅」の見直しがかかるのではとのことです。
きのうは、実は八ツ場ダムも見てきた(笑)のですが、
どうもそれ以上に住宅業界にとっては
より衝撃的なニュースなので、こちらのほうをきょうはお知らせすることにしました。
まぁ、業界を施策指導してきた結果が、
このような大失態ということで、
いったい国交省はこれからどうしていくのか、
現場に対する影響は相当大きいのではないかと思われます。
いやはや、この耐震等級2クリアさせるのに、
どれだけの労力と手間が費やされてきたか、
そしてそれが、根本的に疑問符が付けられるとは。
この問題、国の政策のあり方まで含めて、大問題に発展しそうです。
北のくらしデザインセンター
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Posted on 11月 2nd, 2009 by replanmin
Filed under: 住宅性能・設備
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