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中国経済危機、チャイナリスク炸裂

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年初来の中国経済危機が、いよいよ危険水域になって来たのかも知れない。
折しも、きょう16日にはAIIBの発足式典というのがあるそうだけれど、
そこに習近平が姿を見せる。
どういったメッセージを出すつもりなのか、
ほぼ破綻の様相を見せている「共産党による株式市場管理」について、
世界は大きくその余波を受けている。
その責任者として、収拾への道筋のプランが提示できるのか。
この間、株式市場運営で不透明な操作を繰り返す共産党支配には
中国人自身がまったく信用していないことがあきらかになった。
なりふりかまわぬ株価維持への資金供出に対して
中国の株式市場はひたすら売り圧力をかけている。
まさに自業自得のような局面に立ち至っている。
さらに窮していけばそもそも「売る」行為に対して厳罰でも科すのではないか。
共産党独裁であれば、そういった選択肢さえ繰り出す可能性がある。
そんな危機を生み出し、世界経済にも危機を波及させている中で
どうしても顔を出さなければならないこの場で、
中国独裁政権の「指導者」は、なにを語るというのだろうか。
リーマンショックはまだしも、民主主義で信認された指導者が
市場に立ち向かうことを明確にして、危機離脱のために対応した。
そうした「資本主義の構造から来る危機」には、
これまでも何度も歴史は遭遇し、経験値を積層させてきている。
しかし歴史は皮肉にも、共産党独裁のまま経済発展した国に
こうした危機という「本格的試練」を課しているようにみえてならない。
こういった危機に習近平政権は対応力があるのだろうか。
市場原理がそこに働けば、困難であっても、市場自身が
自律的再生の道を探るようになる。
しかし共産党独裁権力では、悲観的にならざるを得ない。

どうやら人類史がなんども経験してきたような
「中国国家の破綻」が、ふたたび生起しようとしている可能性もある。
あってほしいとは考えないけれど、
東日本大震災を経験して、どんな歴史的大事件、大災害も
起こるべくして起こるのだと身をもって知ったことも考えれば、
いま、そういった歴史が歯車を回す局面なのかとも思う。
こういうことは過去にも起こったのだし、
そういった教訓に踏まえれば、その必然性はあるのだ。
どんな大津波が襲ってくるか、
未曾有のことが起こりうるけれど、そこまで考えてムダではないような
そんな事態が進行している可能性がある。
日本史で、中国の「革命」によって、日本がどのように影響を受けたか、
そういった経験値を再考してみる必要がある。
古代には、大量の「難民」が、日本列島にやってきたことがわかっている。
秦という地名は、京都太秦に残っているし、
朝鮮からだけれど、百済からは王族も含めて集団移住で
関東に入部したとされている。
中国の動向から世界は波乱の様相を強めてきていると思います。

<写真は無関係。直島のパビリオン建築とおぼしき建物>

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